寝台特急殺人事件 (光文社文庫 に 1-2)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334700553

感想・レビュー・書評

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  • ブルートレインの人気の秘密を探るため記者の青木は、鹿児島行きの「はやぶさ」に乗った。
    撮影をした女性が、翌日、東京で水死体で見つかる。
    警察が捜査に乗り出すが、謎だらけだった。
    犯人と十津川警部の知恵比べが始まる。

  • ブルートレイン・はやぶさから、「薄茶のコートの女」が消え、翌日、東京の多摩川に、彼女の水死体が浮かんだ-。ミステリー史上に燦然と輝く金字塔>と紹介文にある。
    今はないブルートレインの様子が懐かしく読み進んだ。
    内容的には翻訳物で読んだ記憶がありそうな気がする。殺しの手順は詳細に描かれているが、動機に物足りなさを感じた。
    この分野の開拓者である松本清張の偉大さを思わされた、かな。

  • 十津川警部シリーズを全部読んでみようかと思っての第二弾でした。何時何分とか時刻表を熟読したかと思えるところが毎回すごいなと思います。ただ、そんなに都合よくいくかな、と思ってしまいました。

  • 九州に向かうブルートレインに乗っていたはずの乗客が多摩川に浮いていた…。
    ナイストリック!

    時代が古いので、鉄道好きとしてはなかなかにたまらない。

  • これも未読・・p72
    [2007 ? - kino]

  •  人気寝台特急<はやぶさ>の取材をするため、列車に乗り込んだ週刊誌記者・青木。隣室が綺麗な女性だったこともあり、楽しい気分で取材をしていたのだが、妙なことがおこる。カメラのフィルムがいつのまにか抜き取られており、なんと、自分が乗っている列車もいつのまにか<はやぶさ>ではなく、<富士>になっていた!?どういうことか車掌に確認しに行こうとした青木は、誰かに後頭部を殴られてしまう。そんな中、多摩川に青木と隣室だった女と思われる者の死体があがり、十津川警部らは調査にのりだす。

     寝台特急の中で次にきっとおこるであろう殺人を阻止するために捜査員が乗りこむも、列車に乗っていない十津川警部と連絡をとるのに携帯をつかえないのがこの時代。でもだからこそ盛り上がる話になっていたりして。今回は結構、犯人側の頭がキレていたので、警察側もかなりふりまわされ、おもしろい展開に。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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