白い雨 (光文社文庫 あ 1-21)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 169
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334705749

感想・レビュー・書評

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  • 担当美容師さんのオススメ。

    久しぶりの赤川次郎。読みやすさは変わらず。
    欲望を増幅させる白い雨という設定、なかなかいいなと思いました。

    結末といい、今までの赤川さんのイメージとは一味違いましたね。

  • 人生模様。空模様。

  • 恐怖小説の傑作で、長編だけあって、
    ワンダーホーゲル部の学生
    酔っ払いの父親をかかえた家族
    母親べったりの夫をかかえた妻の運転するご一行
    妻の実家に週に1回変える夫
    4つの集団のそれぞれに、
    白い雨が降り、殺人が起こる。

    大量殺人事件にしては、怖さが軽いと見えるかもしれない。
    軽文学だから、ここまで書けるのかもしれない。

  • ●あらすじ●
    部内の女子生徒に片想いする、気弱なワンゲル部員。
    アル中の父親に殴られるのが嫌で、夜中の山道を酒屋へ向かう少女。
    浮気現場を見られても開き直る妻と、その両親に逆らえないサラリーマン。
    慣れない夜道を運転させられた上ガス欠を起こし、意地悪な夫と姑にガソリンを買いに行かされる妻。
    奥多摩渓谷の小さな村で様々な事情を抱える人々が、ミルクのような白い雨に降られてずぶ濡れになった。そして起こった不可解な連続殺人!白い雨が、人の心の箍を外したのか…。

  • けっこう赤川さんのホラーが好きなのですが、これは特に秀逸。
    映画化すればいいのに。

  • 赤川次郎という作家はこんな物語も
    書いてしまうんだなと驚かされた。
    話自体は珍しくない設定、ストーリーですが、
    なかなか恐怖を掻き立てられる迫力があって
    一気に読み終えました。

    夢中になって読めた分、
    ラストがあっさりし過ぎてるのがもう一つ。

  • サクッと読める。

    ある日、心の奥底に眠っている欲望が止められずに出てきてしまったら、怖いだろうなー。

    自分自身もどんな風に変貌するのかわからない。

  • 赤川次郎の明るめの作風をイメージして読むとエライ目に遭います(苦笑)人の深層心理を描いた、ひたすら怖いホラー。

  • ただただ恐ろしい。白い雨に打たれた人間が豹変する…。そんな雨が降るはずは無いと解っていても、雨の日はこの本を思い出してしまいます。ホラー好きにはお勧めです。

  • こわい。ひたすらこわいです。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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