殺人現場は雲の上 (光文社文庫 ひ 6-3)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334715632

感想・レビュー・書評

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  • スチュワーデスのエー子、ビー子のデコボココンビが事件に巻き込まれる、ミステリー短編集。一つ一つの話はあっさりとして薄い感じ。

  • 短編集。

    こてこての関西人気質な先生が主役の浪花少年探偵団の、
    今度はスチュワーデス2人組が主人公版、みたいな感じやけど、

    あえて厳しく言うとこれはほんとに微妙やった…

    まぁ読んでて普通に面白いは面白いんだけど、、

    なんでスチュワーデスを選んだんだろう…
    東野さんの作品を読んでる感じがしなかった…

    浪花少年探偵団はけっこう気に入ったんだけど。。

    20080108

  • CAが難事件を解決していくという短篇集。
    なかなか痛快。

  • スチュワーデスのドタバタ劇です。 短編小説で、気負いもなく読める一冊。

  • 内容はエー子とビー子という正反対の性格(キャラ)のスチュワーデスの2人が出くわす怪事件を、主に才女のエー子が解決していくというストーリーです。
    名探偵と迷刑事のデコボココンビが難事件に立ち向かうという、ありがりなミステリーをスチュワーデスを主人公にユーモラスに描いているのが東野圭吾らしい、少しひねりをきかせたミステリーの描き方で、なかなか面白いと思いました。

  • 客室乗務員の主人公が様々な事件に遭遇する連作短編集。
    推理よりも主人公達のやり取りの面白さに重点が置かれているようなので、ミステリ面に期待していると肩すかしかもしれません。
    時代を感じる描写もあるのですが、それぞれの作品は分かりやすく、気軽に読める短編集だと思います。

  • 「殺人現場は雲の上」
    スチュワーデスの物語。


    主人公は、スチュワーデスの通称エー子とビー子。彼女らの名前は昔ながらのミステリーにありそうないかにも感で、タイトルも古風。また、序盤に判明する2人の真逆な性格は、今後のどたばた劇を想像させる。更に、飛行機内の描写は、時代は変わったなと、ミステリーそっちのけで、思ってしまった次第。


    さて、肝心のミステリーですが、どたばた具合でもっとコメディちっくになると思いましたが、ちょっと小さく纏まった作品が多かったかなと。登場人物達の行動にも、そうくる?みたいな描写としてしっくりこない所もあったりで、当然今の東野圭吾よりも若さがある。


    また、推理の途中経過をすっとばして、事件解決!もあるのだけど、それならそれで推理以外の盛り上がりポイントが欲しかったですね。主人公2人のキャラクターは立っているだけに、もっとコメディ寄りの方が面白かったかなとも思いました。


    因みに、コメディ寄りにかけていたら、今頃は赤川次郎見たいな作家になっていたかもと思ってしまいましたが、となると恐らく湯川や加賀辺りのお堅過ぎる人達は、誕生しなかっただろうから、それはそれで残念な訳で。


    いやいやしかし、東野圭吾自身は、ユーモア小説を書きたいと言っていたのだから、コメディ寄りでも三毛猫シリーズに並ぶテンポ良いラフミステリーを書いていたかも。


    うーん、どちらも捨てがたいですな。

  • トリックはそれほど難しいものではないが、エー子とビー子のやりとりが面白く、さくさく読めた。飛行機とスチュワーデスに絡めた事件で、客室課での情景などが頭に浮かび、想像するだけでも面白かった。

  • 短編。標題通り、ユーモアミステリーでさくさく読めました。

  • 短編集のような感じ
    主人公は同じだが、一つ一つがささやかな感じで描かれてるように感じた。
    短いし、すぐ読める‼︎
    電車の中で読むのにすごく読みやすかった(笑)

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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