- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334722500
感想・レビュー・書評
-
読書録「九州新特急「つばめ」殺人事件」3
著者 西村京太郎
出版 光文社
P162より引用
“だいいち、海のものとも山のものともわからない若手に、企業
は金を注ぎ込まないよ。”
目次から抜粋引用
“つばめレディの眼
指宿
嬉野温泉
派閥
リアクション”
警視庁捜査一課の警部・十津川を主人公とした、長編推理小説。
九州を走る特急つばめ、その車内で勤めるつばめレディの山本
宏子、彼女が車内で見かけた若いカップルが海で死んだ。
しかし、テレビでの報道ではその二人は飛行機で九州に来たこと
になっており…。
上記の引用は、十津川の大学時代の友人である新聞記者の一言。
即戦力ばかりを期待していては、いい人材は集まらないのではな
いかなと思います。一から自分たちで人を育ててこそ、社会的に
評価の高い素晴らしい企業として、より評価が上がるのではない
かと思うのですが。まあ、素人の考えるキレイ事でしょうけれど。
結構な数の人が死にますが、すっきりとした終わり方をする作
品なのではないでしょうか。
ーーーーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
西村京太郎のトラベルミステリーは気軽に読めるので楽に読みたいときに読むことにしている。
今回も資格試験が終わった直後ということで、楽に読もうと思ったが、以外と読み進むのが遅かった。
というのは、内容がちょっと煩雑で関係者が多く混乱してしまったからだ。
トラベル・ミステリーに求めるのは旅情というファクターがあるのだが、今回のこの作品ではそこがあまり印象に残らず、すでに新幹線になってしまった「つばめ」の印象ばかりが残る。
政界とつながった犯罪はよくある展開だし、新鮮味も特になかった。
この本は購入して、家に積んであったものだが、これで安心して手放すことができる。
西村京太郎はファンなので今まで購入した本はすべて保管していた。
しかし、部屋もせまくなってきたので、読んだ本はこういうところに書き込みを残すことで処分しなければならないだろう。
次は新幹線版「つばめ」の
九州新幹線「つばめ」誘拐事件
でも読んでみましょうか? -
1996.7.26 初版1刷 495
日航機に乗っていたはずの二人が、同時刻、鹿児島本線新特急「つばめ」の車内で目撃されていた。その二人、銀行員・石田淳と君原真紀は、指宿の海で殺されていたのだ。目撃の事実を捜査本部に通報した、つばめレディ・山本宏子に襲いかかる魔手。佐賀・嬉野温泉での第二の殺人。全力で捜査をつづける十津川警部。事件に絡む政界と、浮かびあがる意外な黒幕!?