マンガの描き方―似顔絵から長編まで (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 312
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334722630

作品紹介・あらすじ

『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『ブラック・ジャック』『火の鳥』…etc.30年以上に亙って、子供たちに夢を与えつづけ、亡くなった今も、不動の人気を保つ天才マンガ家・手塚治虫。マンガ文化に革命を起こし、世界中のクリエイターに影響を与えた"マンガの神様"が、自ら創作現場を語った。手塚ファンのみならずマンガ好き垂涎の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 親と同居していた頃、押し入れから出てきた本。親が昔漫画家を目指していた頃に読んでいたらしい。核心をさらりと突く1冊。

  • ただ漫画が好きだ、という気持ちだけでたくさんの漫画を書き続けた手塚先生。本書にこんな箇所があった。

    (引用)だが、プロとして出発するには、際立った個性が必要となる。この、個性というものがどんなしろものなのか、描いている本人にはぜったいわからないのであって、これを掘り出すのは第三者だ。だから、自己満足に陥って、自信過剰のままマスコミ界へとびこむと、袋だたきにあって、都落ちとなる。(引用おわり)

    「ぜったいにわからないのであって」というところが、ぼくには力んだ声で聞こえた。つまり、先生にもそれはわからなかった。もしくは知らんぷりして、まっくらな道(未知!)をただ「マンガが好きだ」という気持ちだけでもって、進んだんじゃないだろうか。

    そんな先生が、漫画ではこんなこともあんなこともできる、こんなにも面白い!と煽ってくる。ぼくたちに教える振りをしながら、漫画の可能性を改めて探っているのではないかとすら思える本書はともすると押し付けがましいくらいだけれど、その熱意が少しでも感染すれば描き切れなかった物語にエンドマークがつくかもしれない。

  • 2018.9.19

    構成ができない

  • チビ1号、移動図書館にて
    ※本当は『まんがの書き方』(梧桐書院)だったがなかったので。

  • <閲覧スタッフより>
    巨匠によるマンガ道の指南書。マンガの根本は“アイデア”。道具や構図も大切だけれど、なによりもその発想こそが肝心だと説く手塚流マンガの描き方。そこには手塚治虫のマンガ哲学がしっかりと流れている。

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    所在記号:文庫||726.1||テツ
    資料番号:10209376
    --------------------------------------

  • 読書録「マンガの描き方」5

    著者 手塚治虫
    出版 光文社

    P38より引用
    “だから、もし、あなたがまかりまちがって
    プロ漫画家になろうなんて気を起こした場合
    には、作家なんて連中ともつきあわず、編集
    部へ持ち込みなんかもせず、ただ、ひたすら
    たくさんの量を描くことだ。”

     目次から抜粋引用
    “絵をつくる
     案をつくる
     漫画をつくる”

     漫画の神様による、漫画の描き方のコツを
    まとめた一冊。
     落書きから始まり物語の作り方まで、どれ
    ほど時代が変わって
    も通用するであろう手法が記されています。

     上記の引用は、漫画で生きていこうとして
    いる人に対するアドバイスを記した項での一
    文。まず何よりも量をこなせるかどうかが、
    分かれ道となるようです。量をこなしている
    うちに、質も良くなるといいますし。
     顔の表情を、目や鼻などの部品のパターで
    作るという方法は、今もよく使われています
    ね。SNSのアバターや某有名ゲームメー
    カーの自分に似せたキャラクターの作成もこ
    の方法なんだろうなぁと思います。

    ーーーーー

  •  非常にストレートなタイトルであるが、著者の名前をみればただの漫画入門書でないことはわかるだろう。そしてその期待は裏切られない。漫画の神様の視点から語られた漫画哲学はもちろん、人間観察、社会風刺などについての内容も散見できる。そして特筆すべきは、赤塚不二夫さんや石ノ森章太郎さんなどの先輩後輩同輩同業者への評価。それぞれの技法と絡めての記述なので非常におもしろい。さらに各手塚作品の誕生エピソードなどもあり。もちろん漫画入門書定番の内容も充実しているので実践的。手塚ファンにはバイブルといえるし、漫画を嗜んでいる人には参考書といえるし、それ以外の人にとっても読み物として楽しめる。

  • 手塚治虫の本。

    マンガの描き方の本であるが、
    図解というところにも関係する部分がある。

    マンガは「省略」「誇張」「変形」により描くというが、
    図解にも「省略」「誇張」は参考になると思われる。

    つい図解という時にも情報を増やしがちだが、
    どれを捨てるのか、どの情報を誇張するのかを意識することで、
    図解力が高まるのではないかと思った。(うす)

  • 巨匠の本。うまくなれる気がする~

  • 「マンガの天才」「マンガの神」などと呼ばれた手塚治虫自らが書いたと言われるこれから漫画家になる、なっている人のための指南書

    とはいっても、極力初心者向けに書かれているため、マンガを描いたことがない人にも優しい感じで書かれている

    他にもマンガだけではなく、創作全般に関することも書いており、非常にためになる一冊である

    結構手取り足取りなので、全く心配、わからないなどなく読めます

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著者プロフィール

1928年、大阪生まれ。漫画家。戦後漫画界の巨匠にして日本TVアニメの始祖。1989年没。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』他多数。全400巻の個人全集を持つ。

「2018年 『いばら姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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