金田一耕助の帰還: 傑作推理小説 (光文社文庫 よ 4-2)

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  • 光文社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (435ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334732622

感想・レビュー・書評

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  • あれ? という終わり方する作品が多く、やっつけ感強し。
    まあ、だからこそ後に改稿したんだろうね。
    資料的価値はともかく、一冊の娯楽本としてはいまいち。
    改稿後の作品を読んだ方が作者にとっても読者にとっても幸福。
    菊田一夫が金田一の元ネタ(の一つ)だったとは

  • 全部が中途半端な状態で?、終わり・・・という感想です。
    トリックを考えるのは大変だと想像するが、それ以上に犯行の動機が思いつかないのではと想像します。

    この「帰還」編集状況にもよるが、痴話喧嘩ばかりだと、つまんなくなってくる。

    最後の「金田一耕助誕生記」はおもしろかった。

  • 現在、長編として有名な諸作の元になった短編を集めたもの。たいていの場合、長編とは別の人物が犯人になっているので新たな楽しみがあります。また、併収のエッセイ、金田一耕助誕生記も興味深い。

  • 3+

  • 金田一シリーズの原型になっている短編集です。
    横溝先生は改稿癖があり、1度発表した作品に手を加え、新しい作品に仕上げ直したりという事を度々していたそうです。
    本書はその元になった作品ばかりを集めたものです。
    有名な「迷路荘の惨劇」の元になった「迷路荘の怪人」があったり、他にもいろいろな作品の原型作品が読めます。

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著者プロフィール

1902 年5 月25 日、兵庫県生まれ。本名・正史(まさし)。
1921 年に「恐ろしき四月馬鹿」でデビュー。大阪薬学専門学
校卒業後は実家で薬剤師として働いていたが、江戸川乱歩の
呼びかけに応じて上京、博文館へ入社して編集者となる。32
年より専業作家となり、一時的な休筆期間はあるものの、晩
年まで旺盛な執筆活動を展開した。48 年、金田一耕助探偵譚
の第一作「本陣殺人事件」(46)で第1 回探偵作家クラブ賞長
編賞を受賞。1981 年12 月28 日、結腸ガンのため国立病院医
療センターで死去。

「2022年 『赤屋敷殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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