クロスファイア(下) (光文社文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733711

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の時、国語の課題でクラスの前で紹介した本。

    今読むとまた違った感想になるんだろうな。

    あのころはSF感覚が強かったのかな、情緒的な面もすごかったと思います。

  • 10年近く前に読んで、衝撃的にハマった作品。いま読んでもやっぱり良かったけど、こんなに切なかったっけ?(>_<)

  • ドラマ仕立てのスリリングなお話。
    宮部さんは若い女性キャラに厳しすぎると思う笑
    人間の描写は丁寧で容赦なく描かれている。
    ただ時たまラノベのような、2時間ドラマのようなチープさがチラチラ覗き、完全に入り込めなかった。

  • 人が人を裁くことを正義と読んでいいのか、考えさせられます。能力を持ってしまったが故の孤独から歯車が狂っていく淳子が悲しく切ないですね。

  • 念力放火能力という超能力を使える主人公。
    この主人公のしていることが正義なのか悪なのか解らないと思いました。生まれながらに持ってしまった能力を背負うことは良い方面もあるけどリスクも大きくてその能力と向き合っていく彼女は凄い強い人間だなと思います。
    彼女の気持ちを思うと切ないです。何とか幸せになって欲しいと思いました。なんともやりきれない最悪の形の結末でしたが、しみじみとした読後感でした。

  • 法で裁かれない犯罪者たち、裁かれても刑が軽い犯罪者たち。
    模範囚となり刑が短い…

    やるせない気持ちになりました。
    淳子はもっと幸せになってほしかった。
    犯罪者たちに大切な家族を奪われた人たちが当然のように抱く憎しみが赤裸々で本当に切ない。

    話的には本当に現実にあるような気になせる話で、この場面になったら自分も同じことを思うだろうという心理が宮部さんらしくて本当にのめりこむ。現代に続く「少年法」の議論、ストーカー犯罪。

    とにかく淳子は自分が信じた正義を貫いてほしかった。
    なんとなくラストがくやしい。

  • 上巻記載。

  • この人は超能力ものが一番いい。主人公の孤独さがホントに哀しい。「持てる者」の悲哀を書かせたら、右に出る者なし。

  • 「下」で、引き込まれた!

  • クロスファイア(上)を参照。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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