秋田殺人事件 (光文社文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334737955

感想・レビュー・書評

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  • お馴染み浅見光彦シリーズ。今回は、秋田を舞台にしたもの。ただ、浅見が偶然事件に出会うのではなく、兄陽一郎の後輩である秋田県副知事の私設秘書として事件を捜査するといういつもとは違う立場。従っていつもの留置場のシーンは無い。 どうも、最後の最後が尻切れトンボというか、無理矢理既定のページ数に押し込めた感じがする。どこがかと言うと、浅見がレポートをまとめて警察庁刑事局長である兄の陽一郎に報告するところまではいいんだけど、そこから秋田県警の関係者の処分までがはしょられている印象を受けた。ウラも取らずに強引に中央が人事異動させてもいいんだろうか?って疑問が・・・。もし裏を取る作業をしているとしたら、その部分ははしょられている訳で。でもそこを描写しても単なる説明になるので、省略

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    “警告、秋田には魔物が棲んでいる。”巨額の使途不明金問題で大揺れの秋田県に、副知事として赴任する望月世津子に届いた、不吉な警告文。大学の後輩である世津子の身を案じた浅見陽一郎は、弟の光彦に私設秘書としての同行を依頼した。さらに二つの不可解な自殺事件が…。旅情ミステリーと社会派の見事な融合。ボディガード・浅見光彦の名推理が巨悪を暴く。

  • 「石坂留美子」「望月世津子」「1億円」

  • ハラハラドキドキではないが、知らず知らずに柔らかく取り込まれてしまう。物語であるが、警察と議員のきたない繋がりの中、人間味あふれる素朴なフリーライターがホッとさせた。
    最後の恋の見えない結末も、想像力を働かしてくれ、良かった。

  • 〔警告、秋田には魔物が棲んでいる。〕巨額の使途不明金問題で大揺れの秋田県に、副知事として赴任する望月世津子に届いた、不吉な警告文。大学の後輩である世津子の身を案じた浅見陽一郎は、弟の光彦に私設秘書としての同行を依頼した。さらに二つの不可解な自殺事件が……。
     旅情ミステリーと社会派の見事な融合。ボディガード・浅見光彦の名推理が巨悪を暴く!

  • 政治と警察の癒着とか、地方体質など学べるミステリー。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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