- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334738556
感想・レビュー・書評
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#読了 #恩田陸 #光文社文庫
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恩田陸が2000年~2001年にかけて雑誌「ジャーロ」に発表した長編小説の文庫版。父親の実験で超能力を与えられた少女の物語です。ジャンルとしてはSFファンタジー、またはSFサスペンスになるんでしょうか。いつにも増して過酷な運命を背負った主人公が少女ですが、やはり恩田先生は思春期の少女を描かせると素晴らしいです。作品全体としては章ごとの繋がりに多少強引なところも見られます。ラストの描写は読者ごとに意見が分かれそうです。個人的にはハッピーエンドだと思っています。
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実の父親に遺伝子操作され超能力者となり父親の前にいた組織に追われる。
幼い頃から逃亡生活をし、危険にさらされて生きていたが父親の死で生活が一変。
核を解体する作業に協力するが本当は核の爆破 。
アレキサンダーが見せた本当は核の爆破に関与してはいなかった事実。
復讐のために信じ込ませ本当は腹違いの弟と妊娠させられた博士の共謀。
腹違いの弟は許してほしいといって何百人の一般市民の犠牲と一緒に朽ちていく。
スケールの大きな話で最後は自分の意義を見つけて生きていく話だけど、文章をしっかり読まないと話が飛ぶので前に戻りながら読み進める。 -
天才(あるいは狂人)日本人科学者の極秘研究の成果として超能力人間として育てられた少女とその成果を無きものにしようとつけねらうアメリカの秘密組織との闘い、という恩田陸の初期SF作品。出たとこ勝負の作風どおりに虚々実々の化かしあいで話は二転三転し、最後はなんと米軍の核弾頭爆発というカタストロフィへとつながってゆく。場面場面の筋書きはまあまあおもしろく読めるけれど、全体を通すとどうも底が浅い。全体のプロットを練って物語を作り上げていないからだろうか。この素材を宮部みゆきが書いたら、とまで言わずとも今の作者の力量で全面改稿したらぐっとよくなるのではと思ってしまう。惜しいな。
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世界観的に面白そうかなと読んでみたがちょっとイメージと違ったかな。
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遥賢すぎ...。驚き、切なさがあった。
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人造人間と人造犬が追手から逃げ生き延びる壮大な話だった。
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夜のピクニックや蜜蜂と遠雷などの平和な世界とは全く違います。恩田さんのレパートリーの広さ、それでいてブレない恩田陸らしさに驚かされます。
解説とあとがきも良いです。 -
面白かった。この人の小説は、
やっぱり
なんつーか
漫画だなぁ。
これはAKIRAとか系の。これを小説で読めるのが嬉しい。
ラストがね…ちょっともったいなかったが。