ミサイルマン (光文社文庫 ひ 14-2)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334747244

感想・レビュー・書評

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  • 意外にあっさり読めました。
    本書は、短編集ということもあり順不同に読んでみました。
    順序としては書評などで「キツ目」とされているものを後に回してみましたが、、、意外に大丈夫でしたね。
    電車で読むのはツライのかと予測してみましたけど。
    SF、ホラー、エログロが程良く詰まっていて読み応えのある本でした。

  • 好きな人は好きなんだよね、こっち系

  • 「或る彼岸の接近」「ミサイルマン」

  • ■少し前(って先週かぁ..)に 独白するユニバーサル横メルカトル を読んで『毒の魅力』に嵌った感のある平山 夢明作品。CTS→KIXの長いフライトと関空から大阪までのJR移動中に読了。

    ■ 巻末の解説を読むと『独白する...』と同じ時期の作品が多く、2冊で1冊みたいなことが書かれていたけど、前作と比べるとどの作品もかなり趣が違うように感じた。確かに破壊力は変わらないけど壊し方がちょっと違うようなぁ。個人的には『独白する...』の方が好き。やっぱり2冊目は...のジンクス通り?次は長編も読んでみないと。

  • 相変わらずの良い意味での胸糞の悪さ。とことん目を背け続けて結果首が一周して見てしまってるじゃん、結局見たいんじゃん、という所謂自分の鬼畜性(?)を再認識。
    短編でもプロットはほんとしっかりしてるので、次は長編作品を読みたい。

  • 個人的に「それでもお前は俺のハニー」と「ミサイルマン」の2つが好きな作品です。
    前評判通りの鬼畜本で、何度も「おえっ」となりながら読了しました。
    面白いけど、体調と精神状態に気をつけて読んだほうがいいかも。

  • 相変わらずらず、人間のエグイ処が出てきます。
    (暗黒面とか恐怖とかでは無いのがミソ)

    ”どこまでもトンデいって下さい”と言いたくなる奴らばっかり。
    疲れてるときに読むと、体に悪いかも。

  • 「テロルの創世」「ネックサッカーブルース」「けだもの」「枷」「それでもまえは俺のハニー」「或る彼岸の接近」「ミサイルマン」収録。愛知岡崎から東京品川までの鈍行の中で読んでいたけれど・・電車に酔いそうになってしまった。でも、「枷」からの後半はいくらグロくてもなんか好き。『独白するユニバーサル横メルカトル』でも思ったけれど、やっぱりSF部分が濃厚な話は苦手みたい。共感する部分があるといったらちょっとヤバイ人みたいだけど、収集するには枷が必要な心理とか、純粋に彼女を愛してるところとか、テレクラでひっかけた女にウンザリするところとか、ツヨシとシゲの友情だとか、身近だから読みやすい。ちなみに今回一番読んでてグロかったのは「枷」。生かせながらどうこうするというか、拷問系はやっぱりキツイ。

  • 「独白するユニバーサル横メルカトル」の次に読んだ。
    個人的には独白するの方が好きな話が多かった。

    でもこのミサイルマンという話。
    こんなにも気持ちが悪くて、汚い小説は初めて。
    お腹がすいた状態で電車の中で読んでいたら、下車するときには何も食べたくなくなっていたし、胃がムカムカした。

    友達のオシャレ系小説ばっかり読んでいるやつに無理矢理読ませようと思う。

  • やっぱり面白い。世間では鬼畜系と呼ばれているらしいが、まったくその通りだと思う。

    なかなかこの本の文庫が出なくて、単行本を買ってしまおうか迷っていたが、最近やっと文庫化されたので即、購入した。
    この本は短編集で、独白するユニバーサル・・の続編みたいな感じ。
    中でも気に入ったのは「それでもお前は俺のハニー」と「ミサイルマン」の2つ。
    「ミサイルマン」に関しては普通に笑いながら読んでしまった。
    笑いのセンスもイカしてます!
    個人的にはちょいグロお笑い系と呼ばせて欲しい。

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著者プロフィール

1961(昭和36)年、神奈川県川崎市生まれ。法政大学中退。デルモンテ平山名義でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけた後、1993年より本格的に執筆活動を開始。実話怪談のシリーズおよび、短編小説も多数発表。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』(光文社文庫)により、2006年日本推理作家協会賞を受賞。2010年『ダイナー』(ポプラ文庫)で日本冒険小説協会大賞を受賞。最新刊は『俺が公園でペリカンにした話』(光文社)。

「2023年 『「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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