- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334751647
感想・レビュー・書評
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新書・文庫 932||シエ
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伊坂幸太郎『あるキング』をきっかけに、これまで読んでなかった『マクベス』に手を出してみた。
新訳だからなのか何なのか、3人の魔女のテンションの高さが異常に印象に残る一冊でした。
「ヘェェェェェイ、マクベース」
「ヘェェェェェイ、マクベース」
「ヘェェェェェェイ、マクベース」
みたいな。
あと、マクベス婦人が恐い。彼は恐妻家ですね。
「洗っても洗っても血が取れない」というネタの元祖(?)も見ることができ、満足度高し。 -
わかりやすい話だった。
人間って、そんなもんだよな。
弱いもんだよな。 -
シェイクスピアのマクベスを以前読んだのはもうずいぶん昔のこと。たぶん小学生ぐらい。当時はお伽噺、童話の一種として読んでいたんだと思います。
19になって改めて読み返してみて、まあ人間は幻想に生きていて価値観の箱の中にいるんだなあ、と思った。ある考え方体系に入るというか。善悪の判断基準も、妄想も。個人の認識だなあと。
世界的名作だからって万人の心を鋭く抉るとは限らない。わたしの理解がまったく追いついてないせいだと思いますが。また何年かしたら再読します。 -
有名であるゆえに、引用等されることも少なくないマクベス。
名作と呼ばれる理由がわかった気がしました。
読んでいるうち、心惹かれる台詞がいくらでも出てくるので、読み終える頃には付箋でいっぱいになっていました。 -
【読書リスト10】シェイクスピア著、安西徹雄訳『マクベス』光文社古典新訳文庫。今、読み直してみるとマクベス夫人の心の苦しみに対して医師が「あの方に必要なのは医者ではない。むしろ神父だ」と言う台詞があります。ソーシャルワーカーだったらどう支援するか、とつい考えてしまいました。
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たまには文化的なものを読もうと思い手をとりました。
ストーリーは、王を殺して自ら王となった将軍から、その王位を取り戻す王子と貴族の話ですが、難しい翻訳もなく、すらすらと読めて面白いです。
日本語で読んでいると、原本が、全く想像つかない訳があるので、今度は原本片手に読んでみたいと思います。 -
悲劇であり、裏切り劇であり、復讐劇である。
登場人物の心の闇がうまく表現されている。
ほかのシェイクスピア作品ももう一度読み直したい。 -
魔女の言葉の、「まがまがしい」という訳が気になった。
マクベス夫人の夢遊病のシーンが印象的。