殺人をもう一度 (光文社文庫 海外シリーズ ク 2-1)

  • 光文社
3.33
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334760076

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原作はポアロの長編「五匹の子豚」
    戯曲ではポアロは出てこず、ポアロの役を弁護士が務める。

    小説版の方が五匹の子豚たちの入り乱れた愛情関係の緊迫感があった。戯曲版ではエイミアスのセリフがちょっと下品な感じがした。小説版とでは訳者が違う。エイミアスの最後を見つめるモデルのエリザの視線が最高潮なのだと思うが、やはり戯曲は俳優が演じてこそ、なのだろう。紙面で読んだ場合そこが小説と戯曲の違いか。

    クリスティ自身が戯曲化した12の長編戯曲の最後の作品。
    クリスティはポアロを演じる俳優にいまいち満足しなかったようだ。

    1960発表 1960年3月ロンドンのダッチス劇場で初演
    1988.5.20初版 図書館

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アガサ・クリスティの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×