スノーホワイト (光文社文庫 た 38-1)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 125
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763381

作品紹介・あらすじ

大学生の宗助はアルバイト先のコンビニに気になる女性客がいた。クリスマス・イブの日にさえ一人でチーズケーキを買って帰る四十代の女性。ある日、大学の実習のために訪れた先で彼女・美南子と偶然出会った宗助は、自分でも思いもかけない行動にでる。宗助の一直線の情熱に、美南子の心も揺れ始める-。母子ほど年の離れた男女の恋愛が胸に沁みる傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 若年者の情熱と言うか短慮に対して、年上という劣等感と葛藤がとても切ない。ただ、恋愛に年齢制限はないとは言え、ちょっと青いし、くどいのではないかなぁ。

  • 2012.12.29読了

  • どうも主人公の女性が身勝手過ぎるように思ってしまいました。
    妙齢女性と、うんと年下の男の子との恋愛小説、読みすぎてちょっと食傷気味。

  • 「自分をきれいにすることは、周りの人を元気にすることなんです」
    「さきほどまで収まらずにいた自分の欲望が、引き潮のように体から離れていったのを覚えた。思えば、潮は出会ってから少しずつ高まっていき、江ノ島に出かけてからずっと満ちたままであったのかもしれない。それがようやく収まり、自分の心なのか体なのか、今となってはわからない一つが凪いだ海になっている。」
    「一度迷うと、迷った道の方を覚えてしまう。」

    物語では成立する恋愛であって 現実では到底ありえないわけで・・・
    が、しかし恋愛小説感がラストにまっていました。どうなんだろう、、とご想像にお任せしまう みたいな。

  • 20以上離れている年下。
    『思い出すのは熱だけにして、宗助という男の肉体や魂にすがってはいけない。」
    好きになってはいけない、上擦ってはいけない、未来を考えてはいけない、ずっとこの状態が続くはずがない、その瞬間は幸せなのに辛く悲しい…。
    美南子と宗助の会話と、日下との会話が全く違い、宗助といる時の美南子の方が魅力的で楽しさが伝わってくる

  • まぁまぁおもしろかった。

  • たぶん現実にはあり得ない話なんだろうね。
    46歳のバツイチ女性と21歳の大学生との恋。
    ありきたりな展開なんだけど
    自分がここまで入り込んでしまったことに驚愕。

    恋に臆病になったり、大切にしたいって想いが重くなりすぎたり、もがいたり、
    とても丁寧な優しい物語に心が癒されました。読後感がとてもよかったです。

  • #bookoff

  • 大学生の宗助と46歳バツ1の美南子、本来は縁がない筈の2人が出会い、恋に落ちる。
    現実には中々起こりえないことだけど、2人の心情の変化や電話やメールによって揺れ動く恋心の表現が良かった。
    相手のことが重いと感じたことから起こるすれ違いなど、後半はハラハラの展開でした。

  • 以前に既読をチェック

  • あまり入り込めなかった。

    美南子が実家に帰ってしまった部屋に、何故、干からびた2匹の金魚があったのか知りたい。

  • 46歳のバツイチ女性と、21歳の大学生の男の子の
    恋愛話。
    年の差恋愛キターー!って感じ。
    同じバツイチアラフォーとしてはうらやましい限り。

  • 46歳の美南子と大学生の宗助の恋愛。大学生の親の立場からすると、ないだろうなぁと思うけど、女性の立場からするとあったら?なんて思ってしまう。

  • おばさんと大学生の恋愛

  • 出会い方、恋心への移り変わり設定に若干の不満はあるが、ラブストーリーが読みたくなった時には良いか。

  • 山本図書
    映画にならんかな

  • 男性にあまり縁がなかったアラフォー女子が、大学生の猛烈なアプローチにどんどん深みにはまる
    多感な時期の男子が恋に陥るには、ちょっと設定がムリ
    女子の設定をもう少し下に設定した方がいい

    駄作とまでは言わないが、気持ちが入り込めなかった(^_^;)

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著者プロフィール

1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒。’90年『結婚しないかもしれない症候群』で鮮烈なデビュー後、’91年に処女小説『アクアリウムの鯨』を刊行する。自然、旅、性などの題材をモチーフに数々の長編・短編小説を執筆。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年『海猫』で第十回島清恋愛文学賞を受賞。

「2021年 『半逆光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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