- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334766306
感想・レビュー・書評
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会津若松→毛額志けぬし いたましい 便利さと豊かさは同義ではない アイヌ シャモ(和人)日高は景勝地けいしょうち 突撃隊や特攻隊員は「お母さん」と叫んで死んでいくという 親とは常に子へ、見返りのない片思いをするものだ。 恨み骨髄の上官への闇討ちが横行した 連絡船の切符係 元予科練の気骨の小兵こひょう、小関さん 秋田の地酒 癌の転移(大腸・末期) 血気盛んな白虎隊生き残り組 北海道の老人達は、酒に酔うとよく熊の話をする。ニシンの話も、北海道の年寄り達の定番だ。 「テーマ共作 小説 死様」最期のあり方を考えると、おのずと今の生き方もみえてくる。述懐じゅっかい ひとひらの雪 人生は、何を成したかではない、何を成そうとしたかだ ビックフィッシュ 荻原浩おぎわらひろし
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何だかんだで、父ちゃんいい人生だったんじゃないかな。
と言ったら怒られるんだろうか。
書いてもうっすい、しかも読む人がいない私の人生よりはなあ。 -
面白かった。他の競作5作のラインナップが気になる。
でも個人的には、とーちゃんの小説がフィクションだったのかノンフィクションだったのかは曖昧なままで良かったんじゃないかなー。あと、許嫁のエピも多少消化不良感。枚数足んなかったんじゃないか…
あと、文庫版の本文の紙が厚すぎて読みにくいです。指いってーわ。 -
疎遠の父が遺した原稿用紙の束。生き方を迷う主人公に、親として父として人生の先輩としてのメッセージがそこにはあった。
「死様」をテーマにして競作された作品の一冊。「人生は、何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。」という言葉が胸にズシンと響いた。日々流されて生きるのではなく、何かを築く一生でありたい。 -
「人が生きるというのは、自分が主人公の物語を書き続けることだ」
「だから、人生を終える時には、一冊の本が出来上がっている」
自分にも書けるだろうか。
親の人生を読んでみたら面白いだろうか。
そもそも昔の親の人生とか知らないなぁ。。 -
20140920
初の荻原浩作品読了。
父の死に際から葬式までの間に、父の書いた自叙伝を読みながら、父の人生を知り、自分の人生との比較をしながら、人の人生を考えさせられる話。
人は何をしたかではなく、何をしようとしたか。
自分の葬式にはいったいどのような人が、どれだけ来てくれるのか。
生き方、人とのつながり、接し方を大いに考えさせられ、何も出来ていない事に気付かされた。
さだまさし作品のカステラと、内容はよく似ているが、こちらの方が読了後に、これからやらなければならないズシンと重たいものを感じた。 -
どんな本であれ戦時中の要素が入った本は興味深く読めるので,とりあえずこちらの本もなるほどーと思いながら読めました.あとはあんまり印象に残らなかったけど,文字が大きくてさらっと読めるのがいいです.
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自分が主人公の物語、
一日一日を紡ぎ綴っているのが私たちの日常であることを、
今更ながら強く思う。 -
父の危篤で帰郷した小さな広告制作会社の経営者。
父の残した自伝小説を読むうちに,次第に父と子の距離が縮まっていく。
いつもの痛快逆転ストーリィもいいが,こういうほっこりした話も良い。
いかんせん短いので,少々物足りなさはあり・・・。 -
人生について考えさせられる。
おやじは何をどう思い考え生きていたのか、人生に満足してたのか、、どう思いとか、どう生きたかったのか もっと飲んで話したかったなぁ とか
父親、娘、自分、いたましい。