狼花 新装版: 新宿鮫9 (光文社文庫 お 21-24 新宿鮫 新装版 9)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (674ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768232

感想・レビュー・書評

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  • えーと…。仙田が…ラスボス的存在だと物凄く期待していたので、あれ?なんでこうなるの?って肩すかしをくったというか。結構いいやつだったんだ…。で、香田に対しても、もっともっと鮫島のライバル的存在としてバチバチ絡んで欲しかったのに。なんて残念な退場、ああ勿体ない。ちょっと納得いかない巻だったな、なんて(笑)

  • 新宿鮫9巻目は宿敵の仙田との再会。鮫島の物語である一方で、仙田の物語で、中国人・明蘭の物語。仙田との因縁は予想以上に根深いものだった。似たような立場で見切りをつけた仙田と腐らずしぶとい鮫島との対比は明蘭と晶との関わり方にも表れているように思えるのは気のせいか。共通項がなければすれ違いもしなかっただろう人たちが、組織を思ってとった行動が彼らにとっての正義であり正論であると思うと、やるせないと思うことのほうが多い物語。すっきりはしないけれど、そうやってやるせなさを胸に抱えて生きていくのもまた人生だよな。と。

  • 仙田との対決がついに終わった。。仙田が最も人間らしく描かれた巻だった。

  • 最初の方が説明ばっかでなかなか進まなかったけど、半分過ぎたとこからはめちゃくちゃ面白かった。因縁対決、終わってしまった。

  • 新宿鮫9。

  • 宿命のライバル達との決着をはかる一冊。他のシリーズと比較すると一気に畳み掛ける展開がもう少し欲しかった。

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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