狼花 新装版: 新宿鮫9 (光文社文庫 お 21-24 新宿鮫 新装版 9)
- 光文社 (2014年10月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (674ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334768232
感想・レビュー・書評
-
えーと…。仙田が…ラスボス的存在だと物凄く期待していたので、あれ?なんでこうなるの?って肩すかしをくったというか。結構いいやつだったんだ…。で、香田に対しても、もっともっと鮫島のライバル的存在としてバチバチ絡んで欲しかったのに。なんて残念な退場、ああ勿体ない。ちょっと納得いかない巻だったな、なんて(笑)
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新宿鮫9巻目は宿敵の仙田との再会。鮫島の物語である一方で、仙田の物語で、中国人・明蘭の物語。仙田との因縁は予想以上に根深いものだった。似たような立場で見切りをつけた仙田と腐らずしぶとい鮫島との対比は明蘭と晶との関わり方にも表れているように思えるのは気のせいか。共通項がなければすれ違いもしなかっただろう人たちが、組織を思ってとった行動が彼らにとっての正義であり正論であると思うと、やるせないと思うことのほうが多い物語。すっきりはしないけれど、そうやってやるせなさを胸に抱えて生きていくのもまた人生だよな。と。
-
仙田との対決がついに終わった。。仙田が最も人間らしく描かれた巻だった。
-
新宿鮫9。
-
宿命のライバル達との決着をはかる一冊。他のシリーズと比較すると一気に畳み掛ける展開がもう少し欲しかった。