優しい死神の飼い方 (光文社文庫 ち 5-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (441ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334772895

感想・レビュー・書評

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  • 1.9

  • 評価が高いので読んだが、ライトノベルみたいであまり好みではなかった。
    有名ラノベの多くは人間が転生するが、この作品は霊的存在が犬に転生(というより受肉)する話。
    そこは可愛らしくていいのだが、ミステリーの割に謎が簡単すぎて展開がすぐ読める。ある意味、書き方が優しいのかもしれない。ただ、優しすぎて予想外の展開がひとつも無いのが個人的につまらなかった。
    かといって、表現が抜きん出ている訳でもない。これは人間ではない主人公の語りで構成されているために、人間の心に響くような表現を書けなかったのだと思う。
    あまり作品に触れてこなかった人は面白いと思うかもしれないが、ハートフルを売りにして、ロクに最期の場面を描かない作品は、少なくとも生死感について語れるような作品ではない。

著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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