- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334775384
感想・レビュー・書評
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他人丼チェーン店の店長たちと本社創業者と家族の物語。
それぞれの人間像が魅力的。
読後感もよく、おすすめの作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通り店長がいっぱい。
チェーン店でそれぞれの特徴ある店長のお話。
店長ごとに短編になっている。
こういう店長いたなぁ、、と共感できるのではと思うくらい仕事や人間関係がリアルに描かれている。
社長の成長も感じてほしい。
372ページ(文庫) -
「一所懸命働いているのに幸せになれないなんてやっぱり間違っていると思うんだ」
そんな帯に惹かれて速攻手にした一冊。
働いても働いても報われない…こんなに一所懸命働いてるのに…忙しさに煽られ考える暇さえない…何の為に働いているんだろう?
働く社会人、皆一度はそんなことを思った事があるんじゃないのかな。
そーやって皆自分の為、家族の為、懸命に働いているんですよね。
明日も頑張ろう!
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前半は表紙のイメージどおりのコメディタッチお仕事小説だったのが、後半タイトル回収して、ちょっといい話にまとまってるとこ好きです。
雑誌の連作を一冊にまとめるときに、書き下ろしを加えてこうやってまとめてくれると、読後感が全然違うと思う。 -
なんか違う、と思いながら働く店長さんたち。
答えは出ないけど、じたばたしながら生きるって愛しいよね、と思える短編集でした。
一部、ちょっとね…というオジさんはいたけど。 -
うまい表現ができないのですが、あたたかくていい小説だと思いました。
他人丼のチェーンのいろんな店舗を舞台に、各話主人公(店長)が変わる、形式としては連作短編集なのですが、各話バラバラなのではなく、有機的につながった独特の構成で、それが物語に強さと深みを与えています。文庫で読んだ感じ、計算は全く感じさせないけど、すごく考えて書かれている印象も受けました。
それから、個性豊かで、でも共感できる、しっかりとしたキャラクター設定。一人ひとりの内面の描写が繊細かつ自然で、読んでいるうちにどの登場人物も応援したくなります。
タイトルだけ見て、ブラックな職場を皮肉ったギャグ的な話なのかなと思いましたが、とてもあたたかいヒューマンな作品でした。
働くこと、生きることにちょっと息苦しさを感じたとき。もしくは、色んなものに流されて何となく生きてるけど、自分の人生このままでいいのかなと疑問を感じたときに、手にとってみるといいかもしれません。啓発本のような具体的な解決策(大抵役に立たない)は書いてないけど、小説らしい優しさで働く人の背中を推してくれると思います。
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色んな店長のオムニバス。
表紙のイラストのせいか、店長ばかりが集められたところでの話かなー、と思って読み始めてしまったので、少し期待とは違っていました。
まあ、あるあるです。 -
やっぱり心が温まる作品が好きだ!
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短編のようであるが、各章で共通の登場人物が出てくる
読み進める程に、面白い作品。
いずれ再読するだろうし、続編がでたら必ず買うと決めました。
エィエィイオー! -
店舗勤務経験者なので思わず題名に反応し読破