木枯らしの: 吉原裏同心抄(四) (光文社文庫 さ 18-66 光文社時代小説文庫 吉原裏同心抄 4)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334777289

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃に松平定信は悪名高い田沼意次の賂政治を根本から否定する改革を行ったと習った気がするが、最近は田沼の延長という説があるそうな。
    今巻の吉原を手中に収めんとする勢力が松平の意思だとしたら、完全に極悪人のイメージになってしまうなぁ。
    流れ的には会所の後継として幹次郎を指名しそうな雰囲気です。

  • 身代わりの佐吉が塒を襲われ400両を超える持ち金を奪われたことにはじまり、会所の七代目頭取四郎兵衛が両町奉行に呼ばれ会頭を退くことわ言い渡される。
    幹次郎、桑平、佐吉が命を懸けてその陰謀に立ち向かう。吉原にとってこれまでにない危機であり、陰謀を組むものの中に幹次郎にも勝る剣豪がいる。
    この危機を乗り越えた後、吉原裏同心の職を辞する覚悟をしていたが、もしかして八代目か?

  • 新シリーズの4作目。今回の相手も大物。寛政の改革にどう対抗できるのか・・・ そして、南北町奉行から離任圧力が掛かる四郎兵衛の決心とは。そして、女の園に住む幹次郎の元に新たに女の影が??? なんちゅうやっちゃ! ^_^;;;

  • 安定した強さ

    シリーズ第3巻までは読んだのだが,図書館の待ち行列が長すぎて一時中断していた。調べたら2年も中断していたので図書館からすぐに借りられた。

  • 2018年10月光文社文庫刊。書下ろし。シリーズ4作目。大掛かりな事件に挑む幹次郎の活躍が面白い。吉原の体制がどうなるのか。次作が楽しみ。

  • またもや吉原の危機勃発。
    それに加えて七代目頭取と幹次郎の行く末も大きく変わりそうな気配。まさか幹次郎に頭取譲る、とか…?
    あれこれ裏で画策しつつ、知らないふりを貫き、身代わりの左吉、桑平同心とともに事件を解決。
    左吉の武器…あれで刺さるのか。…いろいろ突っ込みたくなるけど、ま、いっか。
    相変わらず仙右衛門と微妙な感じに、最近の汀女の存在感の薄さとか、あれこれ不満はあれど、結末の次巻への引きずりが気になります。

  • 神守幹次郎が四郎兵衛さまの跡継ぎ?

  • 2019.04.03.読了

  • 新シリーズ第四弾
    吉原を狙った公用人目付と名乗る、定信に黙認された闇
    若き女裏同心澄乃、そして新しき犬地蔵
    賑やかに進んで行くのか?

  • 吉原裏同心シリーズ。身代わり左吉の失敗談がやがて吉原の窮地へとつながっていく。神守の奮戦とある思惑は、やがて思わぬ着地点へとつながっていく。さてこの先どうなっていくのでしょう。少しずつ変わり行く登場人物たちの行く末は。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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