まよい道: 新・吉原裏同心抄(一) (光文社文庫 さ 18-69 光文社時代小説文庫 新・吉原裏同心抄 1)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334779146

感想・レビュー・書評

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  • 吉原裏同心シリーズの32作目
    まよい道 ― 新・吉原裏同心抄シリーズ(第三期)の1作目 
    2019.10発行。字の大きさは…中。

    今回の新シリーズは、幹次郎、麻が1年間くらす京(京都)が舞台で、吉原との二元同時進行です。

    幹次郎と麻の仲がホントに良くて、とっても…しっくりしています。
    三条大橋を渡って京に入った神守幹次郎と加門麻は、これから1年をどう生きていくのか…。
    幹次郎が居ない吉原では、不穏な空気が漂っています。
    早々に幹次郎を京から呼び戻すのか…。

    次回は、どのような展開になるか楽しみです。
    2019.12.06読了

    • 夜型さん
      やまさん
      こんばんは。
      いつもいいね!とコメントをありがとうございます。
      順調にレベルアップされているんですね。素晴らしいです。
      時...
      やまさん
      こんばんは。
      いつもいいね!とコメントをありがとうございます。
      順調にレベルアップされているんですね。素晴らしいです。
      時代小説は僕は明るくないジャンルですが、面白いようですね。
      2019/12/06
    • goya626さん
      居眠り磐音は、途中でくじけてしまったのですがー、他シリーズはどうなんでしょうね。
      居眠り磐音は、途中でくじけてしまったのですがー、他シリーズはどうなんでしょうね。
      2019/12/06
  • 吉原裏同心シリーズの新章。いま継続している佐伯泰英のシリーズではこれが一番面白いかな。ネタも上手く配置されているし、無理なく展開されていて、それでいて意外と世界が広がっている。それにしても人と人とのつながりが面白い。幹次郎の人徳・人柄というが、そこだけを読んでいても十分に面白い。はやく続きが読みたい。

  • 舞台が京都に変わったことによって思ったより新鮮さを感じるようになりました。佐伯氏の作品は関西で長く時間を割くことが珍しいので、どんな景色を見せてくれるか楽しみです。
    どこにいても存在感抜群の2人なので僅かな期間で宗教界と商人、武士の超大物と知り合うことになりましたが、やはり京都といえば絶対に外せない公家とどのように知己を得るのだろうか。

  • 吉原遊廓の裏同心 神守幹次郎と加門麻とが、京都へ!
    汀女は、吉原遊廓の遊女達の手習い師匠と、浅草料理茶屋の商いも、任され江戸に!
    この 2箇所で、起こる問題を、どのように対処していくのか!!!
    先ずは、京都の修業で、投宿先たかせがわから、人との繋がりが、江戸と京都と離れていても、結びつく。
    関西にいるから、京言葉も、すんなりと読めて、話にのめり込んでしまう。
    島原の遊廓と祇園の舞妓!
    どちらの方へ修業の場を…
    そんな中 旧藩から、いちゃもんも、付けられ、又もや、ゆっくりと1年の修業が、難しそうな気配に!


    江戸の吉原は、謎の佐渡の金山の山師が、俵屋を廃業させる事態に、そして、その家族達は、命からがら、逃げていたのに、暗殺されてしまう。
    吉原乗っ取りを企てているのか?

    又もや、佐伯泰英氏のこのシリーズににめり込みそう…

  • いつもならば、1話完結で事件が起こって解決するパターンなのだが、
    京都に着いてからの序章部分のお話。
    これからの展開に期待。

  • このシリーズから、物語の舞台に、これまでの吉原に加えて、京都が登場。両方の舞台で並行して物語が進行していく。
    主人公の裏同心が不在の吉原では、前シリーズから続いての危難が、裏同心不在の間隙を突くかのように、深刻の度合いを増していく。今後の暗雲を予感させるスタート。

  • ずっと続いている話ではあるが、この巻から新しいシリーズに入る。まあ、実際には新しいシリーズと云うよりも新しい部に入るってことですな。そして、幹次郎と麻は江戸、吉原を離れ、京都に。そして、相変わらず京都の町でも切り合いにあう幹次郎。まだ幕末には遠いのに、あんたが来ると京の町が物騒になってかなわんわ(^_^) そして、順調に人脈を広げ、本格的な活動は次巻からですな

  • 吉原裏同心を放逐された幹次郎は、加門麻とともに京にたどり着いた。麻も幹次郎も向後1年間の修業の場が決まった。そのころ吉原では、老舗の大籬が何者かに買われた。

  • 東海道を経て、京都に到着。
    京都にまで来たのに早速江戸でのいろんな知り合いに会い、縁が出てきていく。
    それが持って生まれた幹次郎の人徳とか業とかいうものなのか。麻との生活がどうなるのかは楽しみです。
    京都ではまだ定住を決めず宿でのんびりと京都を見て回ってから、ようやく今後のことを決めた二人。
    江戸吉原のことは気になりますが、次巻から京都での生活が始まるのでしょう。

  • 新シリーズ。
    あっという間に読める。
    それにしても主人公は強運の持ち主だ。
    図書館で予約して半年くらい待ったかも(コロナのせいもあるけど)。
    長く待ちたくないので次巻はAmazonで買うことにした。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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