不良少年の夢 (知恵の森文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334783914

感想・レビュー・書評

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  • 壮絶な人生を経た彼だからこそ、子どもたちの心に届く教育ができたのだろうと感じた。

    同時に、出会う人からの影響はとてつもなく大きく、たった1人の人との出会いが、その後の人生を変えてしまうこともあるということを、改めて知った1冊。

    大人の目や手が届かない、子どもたちの心や世界に存在する闇に漬け込む大人がいる、という現実について、改めて考えさせられた。

    最近の彼の活動が良く見えて来なかった為、星4つ!

  • 5/135

  •  一気読み。北星学園余市高等学校、通称「余市」の、伝説の教師。ヤンキー先生、いま政治家。の著書。
     むすこも現在、この学校にお世話になっているんだけど、なかなかに面白い学校。賛否いろいろあろうけど、全国探しても、こんな学校ありません。もう2.3ケ所、こんな学校ができれば、そこら街に、ぷらぷらしている子たちに「教育」を与えることができると思んだけど。ただしここでいう「教育」は、著者がいう「教育」とはちがうよ。

     義家氏の本、ほか何冊か読んだけれど、実はあまり好きではない。どうしてもこのひと、暴力のイメージがぬぐえないせいか。不良の世界、ある意味、美学もあるとは思う。不良漫画も、不良映画もそれなりに面白いし、魅力的なところもある。だから、良し悪しヌキに、個人的好みの問題にすぎないのだけど。
     「ヤンボコ」も一気読みしたが、具体策のない教育論、興味なし。論より証拠を見せて欲しい。このひとの魅力は、その「証拠」にあると思うんだけど。どうも、遠くからマイクでしゃべってるだけ、ってかんじ。後年になるほど、政治家っぽい文章になってるのが、残念。初期の頃の筆には、計算をいきおいが押さえ込んでいる。むずかしいね、文章って。

     しかし、この本は面白い。
     非行から更生をはたした、ひとりの人間のドラマとして、読む価値がある。
     このひとのおかげで、余市を知ることができたのだから、好き嫌いヌキに、感謝しかないですね。

  • 初心消えかかるのを暮らしのせいにはするな
    そもそもがひよわな志にすぎなかった。

  • これもお母さンからw
    ヤンキー母校に生きる、の方は教師になってから、こっちは自伝、みたいなかんじですb

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