- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334792565
感想・レビュー・書評
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111108さん、こんばんわ。
コメントありがとうございます!
話の内容自体は全くもって関係ないので、どちらから読んでも問題ないですよー。...111108さん、こんばんわ。
コメントありがとうございます!
話の内容自体は全くもって関係ないので、どちらから読んでも問題ないですよー。
斜線堂さんがこの作品が好きで触発されたのと、編集さんから声が掛かったので『楽園とは〜』の特殊設定ミステリに挑んだという話が解説にあり、特殊設定を上手く活かした論理展開が、″似てる″と思ったところです。
特殊設定は出だしを上手く受け入れられないと、なかなか先に進めないですよねーw2024/01/14 -
fukayanegiさん、お返事ありがとうございます!
どっちからでもOKなんですね。では積んである斜線堂さんの方から行こうかと思います。...fukayanegiさん、お返事ありがとうございます!
どっちからでもOKなんですね。では積んである斜線堂さんの方から行こうかと思います。
実はこれではないのですが阿津川さんの長編も積んであり‥出だしをえいっと勢いで突破しちゃえばいいのでしょうね2024/01/14 -
111108さん
特殊設定苦手そうですね。
え、何それちょっとついてけない、と思っちゃいますもんね。
積読解消ファイトです!111108さん
特殊設定苦手そうですね。
え、何それちょっとついてけない、と思っちゃいますもんね。
積読解消ファイトです!2024/01/15
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特殊設定ミステリって、「何でもあり」にならないために、「普通の」のミステリより、緻密に論理的に、世界の境界条件を定めなくてはならないので、非常に難しいんだなって、改めて。
最近何かと話題なジャンルだけど、一方で、ラノベ的とか、お花畑とかってバカにした評を聞いたことあるけど、まずは本書を読んでみてからにほしい。 -
未笠木の山の紫水晶に映る未来を詠み取る人、星詠師。ファンタジックかスピリチュアルな話なのか?と思ったら、水晶の映像をデジタルデータ化するとか、星詠師の力のカギが目の虹彩の形にあることが解明されているとか、架空の設定ながら、科学的に綿密に組み立てられていて、SFさながらの面白さでした。その上で、技術的・心理的に仕組まれたトリックと罠に震撼しました。
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星詠師という架空の世界観ながら、読み進むうちに惹きこまれた。休暇中に独自に捜査を開始する獅堂刑事の実務的なキャラクターもよい。
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被疑者を射殺してしまい、謹慎に入った刑事・獅堂は故郷の村を訪れた。そこで少年・香島から、拳銃による殺人事件で犯人と疑われる師を助けて欲しいと依頼される。その殺人の証拠映像は、なんと紫水晶の中に映っていて──。
自分が未来で見る光景を紫水晶の中にランダムで無声映像記録できる能力を持つ「星詠師」。この特殊設定を存分に生かして構築されたミステリ。この能力を信じるが故に起きた事件は、その常識外の能力を獅堂が信じることでほどけていく。特殊設定を証拠として現実を圧倒的な論理で組み上げる終盤は鳥肌が立った。
同じものを見ていても、人によって見え方は違う。理屈ではわかっていても、飲み込めない感情は埋まらない溝を作り出す。奈落に引きずり込まれるような情念の深さ。真相を暴くほど景色は黒く塗り替わっていく。論理も感情もそこまでするのかと言葉に出るほど濃密。阿津川先生の緻密な構成が楽しめる。事件の謎だけではなく、獅堂のドラマなども重ね合わせて回収してくれて、そこも上手い!って感じた。 -
他の作品でもそうだが、ゲーム『逆転裁判』感が強く、キャラクターがそのままゲームに登場しそうなくらい、世界観が近い。
逆転裁判のファンならば本作は絶対に面白いはずだ。
さて、本作は「確実な未来予知」をテーマにした特殊設定ミステリ。
その論理的な解決ももちろん面白いのだが、阿津川作品のすごいのは、独特の読み応えと読みやすさではないかと感じた。
先述したゲーム的な世界観がわかりやすく、登場人物のキャラクターもあってとても読みやすい。
その一方で、非常に論理的に作られており、理解するのには本来時間がかかるのだが、読みやすさのせいで全く苦にならない。
久しぶりに読んでいて楽しい一冊だった。 -
3.5
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めちゃくちゃ面白かった!
途中まで全く結末の想像がつかなかっただけに、解決パートに入ってからは、次々明かされる事実に、驚きの連続。
緻密な設定すごい!