- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334912123
感想・レビュー・書評
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被害者は、記憶を断片的に失くした少女と、白骨遺体で見つかった少年。十年前に起きた2つの奇妙な誘拐事件の、想像を絶する真相とは-。見えていた景色が一変する、本格ミステリー。
読み始めてすぐ「作者はご高齢かも」と思ったのはなぜだろう? それはともかく終盤で根底からひっくり変えるような展開になるけれど、途中で伏線があったのかどうかわからなかった。通勤電車で細切れに読むことの弱点かもしれない。
(Ⅽ)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
それなりのどんでん返しもありまあまあ楽しめたんだけど…なんとなく主人公がうっとおしい感があるというか、もうひとつ好きになれなくて楽しみきれなかった。ちょっとしゃべりが回りくどいというか、変に気障ったらしく感じるのかな…。
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(読中)
宮部さんもそうだけど、女性が男の子目線で書くと、文調がポップになる。帯をみて、少し重めなのかなーと思っていたたからそのギャップが。
夕夏の話を聞いた後、2人で「暴いた」「真相」は無理やり感があって、(そんなこと示唆している記述があったか??)と何度も夕夏の告白を読み返してしまった。これは力量不足故なのか。
まだ、本当の真相があるみたいなので、期待しつつ。
(読後)
登場人物の全員が、根拠のない推論をさも事実かのように取り扱いまくった挙句
「ミスリードだった」って・・・
そして真犯人・・・愛情深いんだかサイコパスなんだかよくわからない人たち。
なぜか読むって決めたから読み切ったけど、つまらなかった。読書が嫌いになるレベル。 -
最後まで読むと登場人物たちに対する認識がガラッと変わる。前作の短編連作も読んでいたけど雰囲気がだいぶ違う。まさに鬼畜の家を書かれた作家さんの作品だなあと思う。
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大学4年生の樹来は、妹の友人である夕夏の依頼で、元警捜査一課の刑事であった祖父に相談しに行くことに。
夕夏は10年前、誘拐されたことがあったが、断片的に記憶を失くしていただけで被害はなかった。しかし、最近になって警視庁が再捜査に乗り出してきたという。
結構意外な結末。ここまでやるかなという印象。
強力なヒントがあったのに、その時は気がつかなかった。
この作品の中で、このヒントが一番良かった。
(図書館) -
内容よりも、樹来とか麻亜知とか「じいじ」という名前で一歩ひいてしまう