贈る物語 MYSTERY

著者 : 綾辻行人

• 光文社 (2002年11月19日発売)

感想・レビュー・書評

[スミーさんの感想 · 2014年11月18日]

短編のアンソロジーだが、どの作品も面白い。
「達也が笑う」はうまくしてやられたようで、すごく気分がいい。
ミステリに限った話ではないが、いくら読んでも読み足りないんだよなー。死ぬまでにあとどれくらい読めるんだろう。

[matsu2さんの感想 · 2020年4月29日]

各本編ももちろん面白かったが
本編前にある綾辻さんの解説がまた良かったです。

個人的には悩める法月綸太郎さんと連城三紀彦さんの作品が気に入りました。

[鮎さんの感想 · 2014年6月24日]

綾辻行人編のミステリアンソロジー。
「達也が笑う」が目当てで読んだのですが、どれもすごく面白かった。
特にお気に入りは「妖魔の森の家」と「カニバリズム小論」と「過去からの声」。「達也が笑う」は珍しく犯人が見抜けて嬉しかった。タイトル含め、この遊び心満載感たまらん！
珠玉のミステリアンソロでした。満足。

[みずさんの感想 · 2011年9月6日]

以前チャレンジして挫折したが、今回は完走。
ミステリー好きだけど、自分はいつまでたっても初心者の頭なので、とても親切な内容だと思いました。
初めて読むものばかりで楽しかった。
達也が笑うが一番でした。
最終的に推理は間違ったけれど、解けるところは自力で解けたので気持ちよかったです。

[ao-nekoさんの感想 · 2010年2月2日]

どれもこれもがメインディッシュといった感のある品揃え。だけどこの中で読んだことがあるのは、「達也が笑う」のみ。これ、ミス研いたときに犯人当て例会やったんだっけなあ。懐かしい。もちろん犯人なんて分からなかったし。
どことなくネタは知ってるようなのがちょこちょこある気がしたのは、ホントにもったいない。「ネタばらし本」の系統で見たんだろうな、きっと。

著者プロフィール

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2023年 『Ａｎｏｔｈｅｒ 2001（下）』 で使われていた紹介文から引用しています。」