こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 782
感想 : 147
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334925918

感想・レビュー・書評

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  • おさななじみ。どうもうまくいかない恋ばかり。江戸下町の人情もの。とおもいきや幽霊とかも。お絹ちゃんにもっと活躍してほしかったです。

  • 登場人物は皆好きだったんですが、”恋ものがたり”の割に内容は薄いなぁといいうのが残念でした。

  • 宇多と於ふじたち、幼馴染をとりまく話。
    於ふじが幽霊っていうのもおもしろい設定ですが、ほんのりおもしろくて読みやすい本でした。

  • これはなんだか私にはイマイチでした。

  • 男女9人の幼馴染の恋模様を綴ったものでしたが、
    細かな設定を抜けば現代にも通じる人間模様でしたね。
    表紙に9人の男女の絵が描かれていまして、
    読む前は誰が誰だかさっぱりわからなかったのですが、
    読み終わってから表紙を見返すと、
    ちゃんと誰が誰だか分かるから不思議です。

    最後は、まぁこうなるわなって終わりなんですが、
    主人公の下っ引き・宇太が、
    もう手の届かないところに行ってしまった想い人のことを
    今でも恋しく思う気持ちをそっとかみ締めながら、
    「ああ、何て好きだったんだろうか」と呟くそのセリフが、
    なんだか無性に心に響いて、
    つらくてもやっぱり恋はしてナンボだなと思いました。

  • 男と女の中は難しい。
    幼馴染だったはずの、男女9人。そのうち二人がすでに欠けた状態から物語りは始まる。
    幽霊となってもどってきた於しず。いつまでもいえない恋心を抱える宇多。
    下っ引きの宇多を主人公に物語は一つの結末に向かって進む。

  • 真相がやるせない。ほのぼのする『しゃばけ』とは違った印象だけれど、これはこれで良いと思う。

  • こころげそう-心化粧-
    口には言わないが、内心恋こがれること。だそうです。
    なんとも奥ゆかしいお言葉。

    お年頃な登場人物の恋の矢印が一方通行であいのりのよう。
    昔は好きな人との結婚がままならなくて悲しい思いをした人も
    たくさんいたのだろうな。

    ただパタパタを人が亡くなっていくのがちょっと・・・。

    表紙の絵を見て誰がどれかを想像するのは
    楽しかったです。

  • 江戸の町、幼馴染9人の恋物語を下っ引きの宇多の視点で描く。

    宇多が好きだった於ふじが幽霊となって現れた。
    ところから始まるのだが、人間関係の世界が狭い。幼馴染内で全てが完結してしまっている。
    そのために、なんだか納得のいかないところが多々あり、登場人物たちに共感ができない。

  • 恋愛物。
    物語も現実もうまくいかないもんやなぁ・・・。
    ちょっと切なくなった。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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