素行調査官

著者 :
  • 光文社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926342

感想・レビュー・書評

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  • 著者は結構シリーズ物も書いていたんだなと、亡くなった今になって知るとは少し残念。本書は警察の監察組織を描 く素行調査官シリーズの第1作。物語のラスト近く、道を間違た警官が自分を裏切ったと思い込んだキャリア警官の自宅その眼前で拳銃自殺する場面。これは確かに同じような場面を他の作家で読んだことがぁるような既視感。

  • ふむ

  • 本郷、北本、入江、小松に本田・・・登場人物が自分の中でごっちゃになって、途中で混乱してしまい、ページを行きつ戻りつ・・・。名字に「本」がついてる人が多かったからかな?

    被害者の中国籍・蔡絢華と妹の蔡麗華。こちらは姉妹だから仕方がないけど、名前が一字違いで、これもどっちがどっちだかわからなくなった。

  • 読みにくい文章。テンポが悪いので疲れた。
    組織を守るための監察。それを「国家警察を守るため」と正当化しているので共感できない。結局は保身のための行動。
    主人公は探偵上がりだからか「そんなことはオレが許さない」と義憤にかられる場面もあったが、上役に良いように丸められていた。小説の筋に関係のない青臭い正義感なら出さなくてもいい。
    結局「何だかなぁ」と読後感も悪い。

  • こんな中途採用本当にあるのかな。

  • ・面白かった。笹本作品にしては人物に魅力がある。相変わらず主人公は影が薄い(せっかくの尾行能力もほぼ見せ場無し)けども、入江と北本が味わい深くてなんとも良かった。
    ・サラリーマンとしては最も共感し易い小松に感情移入して読んだんだけど、ラストはやっぱりそうなるよな。彼がうまく立ち回って論功行賞ってのも面白かったんだけど残念。

  • 前に読んだ本が面白かったので他のシリーズも借りてみました。
    読み終わった後に私もアイツは怪しいと思っていたんだ、といつも思うのですがまあそれは置いておいて。

    私立探偵の調査方法と警察の捜査の違いと言うようなところが面白かったですが本郷さんは割りと初期に対象者に顔を知られてしまったためその卓越しているらしき尾行術が披露されず残念。次も是非読んでみたいなと思います。小松さんはこちらのチームに入ったらよかったのになあ。

  • スッキリしない結末。
    複数の視点を交互に描いてるせいか
    翻訳物を読んでるようになかなか画が描けなかった。

    【図書館・再読・7/19読了】

  • 設定や展開は面白く、どんどん読めるのだが、話の広がりがなく終わってしまったのは残念。

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著者プロフィール

1951年、千葉県生まれ。立教大学卒。出版社勤務を経て、2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。ミステリーをはじめ警察小説、山岳小説の名手として絶大な人気を誇る。主な著書に『ソロ』『K2 復活のソロ』(祥伝社文庫)他。21年逝去。

「2023年 『希望の峰 マカル―西壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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