ヨコハマB-side

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 104
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334926564

感想・レビュー・書評

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  • 横浜駅前ビブレ近郊に生息(笑)する若者達を描いた短編集(全6編)

    以前に読んだ角田光代さんの小説と構成が似ていて。
    1話1話完結するんだけど、一つ前の物語に脇役として登場した人が、実は次の物語のキーマンになっている、という構成で。

    横浜の街中は、案外良くしっている(地元じゃないけど)ので、なんかちょっと判る!という気持と。
    でも、自分の日常ではない景色の中での出来事で。
    作り物のようで居て、実際にありそうな感じが読んでいて面白かった♪

    都会と田舎のちょうど境目のような、不思議な街横浜をよく捉えていて面白い作品でした。

  • 2010年1冊目!
    『インディゴの夜』ドラマ化ということで加藤実秋作品にしました。
    加藤さんの作品かなり久しぶりです。

    雰囲気は『インディゴ』に似ている感じでした。
    『インディゴ』はIWGPに似てるとよく言われてますが…個人的にはこの作品の方がIWGPに似てるかな?
    IWGPよりは全然軽い感じです。
    舞台は横浜駅西口繁華街のビブレ前広場。
    広場に集まる人達の短編集です。

    *女王様、どうよ?
    ティッシュ配り

    *OTL
    屋台のハンバーガー屋

    *ブリンカー
    見習い美容師

    *一名様、二時間六百円
    カラオケ店員

    *走れ空気椅子
    若手の漫才師

    *ヨコハマフィスト
    うーん…オカルトオタクと営業(配達?)

    どの作品も短編集じゃもったいないくらい個性的でした。
    全作品続きが気になります。
    「走れ空気椅子」のネタが面白かったです!
    キャラもの大好きなんで…。
    シナモン出てきてに嬉しかったです。

    もう少しパンチがあったら加藤作品は完璧なんだけどな…ということで★4つ。

著者プロフィール

1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー。同作は書籍化され大人気シリーズとなり、ドラマ化、舞台化、コミック化された。他著に「モップガール」シリーズ、「アー・ユー・テディ?」シリーズ、『チャンネルファンタズモ』『ご依頼は真昼のバーへBarホロウの事件帳』『風が吹けば』『桜田門のさくらちゃん』『学スクール園王キングダム国』『ゴールデンコンビ 婚活刑事& シンママ警察通訳人』「メゾン・ド・ポリス」シリーズ、『警視庁レッドリスト』などがある。

「2023年 『警視庁アウトサイダー The second act 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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