- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334926564
感想・レビュー・書評
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横浜駅前ビブレ近郊に生息(笑)する若者達を描いた短編集(全6編)
以前に読んだ角田光代さんの小説と構成が似ていて。
1話1話完結するんだけど、一つ前の物語に脇役として登場した人が、実は次の物語のキーマンになっている、という構成で。
横浜の街中は、案外良くしっている(地元じゃないけど)ので、なんかちょっと判る!という気持と。
でも、自分の日常ではない景色の中での出来事で。
作り物のようで居て、実際にありそうな感じが読んでいて面白かった♪
都会と田舎のちょうど境目のような、不思議な街横浜をよく捉えていて面白い作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2010年1冊目!
『インディゴの夜』ドラマ化ということで加藤実秋作品にしました。
加藤さんの作品かなり久しぶりです。
雰囲気は『インディゴ』に似ている感じでした。
『インディゴ』はIWGPに似てるとよく言われてますが…個人的にはこの作品の方がIWGPに似てるかな?
IWGPよりは全然軽い感じです。
舞台は横浜駅西口繁華街のビブレ前広場。
広場に集まる人達の短編集です。
*女王様、どうよ?
ティッシュ配り
*OTL
屋台のハンバーガー屋
*ブリンカー
見習い美容師
*一名様、二時間六百円
カラオケ店員
*走れ空気椅子
若手の漫才師
*ヨコハマフィスト
うーん…オカルトオタクと営業(配達?)
どの作品も短編集じゃもったいないくらい個性的でした。
全作品続きが気になります。
「走れ空気椅子」のネタが面白かったです!
キャラもの大好きなんで…。
シナモン出てきてに嬉しかったです。
もう少しパンチがあったら加藤作品は完璧なんだけどな…ということで★4つ。