身も心も (テーマ競作小説「死様」)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334927646

感想・レビュー・書評

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  • 突然の妻の死
    ありがとうの言葉をかけらせず
    ショックで要介護者に
    奇跡的に復帰出来、
    絵の教室での出会い
    彼女の悲惨な過去
    自分の病気、リハビリ
    認知の恐怖

  • 最初は「高齢者のよくある恋愛物か」と思ってたけど、主人公が倒れたり痴呆が忍び寄ってきたりと最後グイグイ読ませる。
    ただ、主軸がやっぱり「高齢者のよくある恋愛物」なのが残念。何の取り柄も無い高齢男性がみんなのマドンナ(しかも若い)に惚れられちゃったり、その人が尽くしてくれたり・・・都合よすぎー!!

  •  恐ろしい話だった。初めは老いらくの恋の話かあ、自分ももうすぐこんな感じかなあ、自分はならないだろうなあとか思って読んでいた。そしたら、主人公がぼけていく様子、体が動かなくなる様子が本人の視点から描かれていて、こんな感じかと思うと怖くなった。ぼけるのも体が不自由になるのも自分にも大いにありそうで実に怖い。

著者プロフィール

一九五四年、東京生まれ。九〇年『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞候補、九二年『サウダージ』で三島由紀夫賞候補。『ぴあ』の編集者を経て、九六年より作家専業。二〇〇四年に刊行された『夜の果てまで』は三十万部超のべストセラーとなる。著書に『残りの人生で、今日がいちばん若い日』(祥伝社文庫刊)、『いつの日も泉は湧いている』『蜜と唾』など多数。

「2020年 『焼け跡のハイヒール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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