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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334970512
感想・レビュー・書評
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久しぶりの遠藤周作。
眠れぬ夜に読もうと思ったけれど、
眠れやしない。
おもしろいのです。
クリスチャンである彼が輪廻転生に興味を持つなど、興味深いこともある。ユングがすきなんですね。
人は受け止めて、吸収してこそ
相手に対して反論する権利を持つと思うので、
クリスチャンでこの考えを受け入れられない人も
読んでみると考えさせられるとおもいます。
それから、
俳優養成の条件設定の仕方や若者への情の深さに思い至り、一度でいいから出会って見たかったと思わされます。
お勧め映画はこれだ。是非観に行きたまえ。
なんていわれてしまうと、ビデオ屋に走りたくなってしまうし。
そう、秋の夜長に思わず笑い出したり、
自分のまだ知らない内なる自分を見つめようとしてみたり、
著者の人間としての奥行きに感動したり、
地図を広げたくなったり、
とにかく忙しくてこの本を読んだら眠れない。
眠りたくない夜にご一読をお勧めいたします詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遠藤周作のエッセーで失望させられた事はない。そしてこの一冊も多くのメッセージをくれた。
周作氏が終始気にかけていた”幽体離脱””二重身”などのニューサイエンスといわれるに対する興味・探究心。
今私が求めるものと合致していて、繰り返し読みたくなる。