自分の仕事を考える3日間 ・I

著者 : 西村佳哲
制作 : nakaban 
  • 弘文堂 (2009年12月22日発売)
3.92
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  • 本棚登録 :349
  • レビュー :34
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784335551321

作品紹介・あらすじ

全国から数百人の人々が集って、「自分の仕事」というテーマをめぐってひとの話を聞き、自分も語り、感じたり考える。そんな場が2009年の1月に奈良の図書館で開催された。「自分の仕事を考える3日間」という名前のフォーラム。

自分の仕事を考える3日間 ・Iの感想・レビュー・書評

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  • 2012.6読了。西村さんの本はとても心が落ち着く。
    いまの自分に一番ひびいたのは、下の☆印のところ。
    さいきんくたびれていて、自分のパワーをセーブするようにしてた。土日は人に会わないとか。そうするとまたエネルギー不足になって。。となってた。エネルギーを外へ与えていかないと元気がでないのだ。エネルギーを外に出して、他の人のエネルギーをまたもらって、そういう循環で人は元気になっていく。

    ☆わたしたちはエネルギーのかたまりで、発揮したり解放したり生きてゆこうとしてる。そのエネルギーを守る人と惜しげもなく与える人がいて、前者は人とつながっていく力の扱い方ではない、自分をいかして生きるのは、自分を守って生きることでない。
    さまざまな方法で人に明かしながら、わたしたちは自分が何者かを次第に知ってゆく。損得でものごとや人生を考えると萎える。

    半農半X。農夫のように耕し哲人のように思索。
    自分がいいと感じたもので、しかも長続きするものを選ぶ。本当の自分にとっていいもの。とても単純。
    成功体験の楽しさ、おもしろさを共有する。情報共有じゃなくて、感覚の共有。
    思い立ったが吉日。点はあとからつながる。
    いまの社会にはすべての場所にあらかじめ意味が付与されてる。お寺は葬儀するとこ、とか。場の意味を自分でさがしたりする機会ない。場に参加するというより演じざるを得ない。

    自分の手持ちのカード、自分次第でマイナスにもプラスにもどちらにでも作用する。自分という存在を、どう生きるかという、一点にらおいて条件は変わらない。

    人が集まってミッションが生まれる。この3人でやろうをスタートにしておけば3人を超える無理はかからない。

    所有というのはひとつの誤解にすぎない。あるのは、ものごとと自分との関係だけ。
    がんばって奴隷頭になったとして、奴隷のままだよね?
    サラリーマンでも10返さないといけないとこ、勝手に5加えて15で返す。そうするとやらされ仕事でなく自分に仕事がくるようになる。モチベーション落とさずやっていけるのでは。

    勤めを終えても関係性を切らず、ハガキをおくって報告してくれる人。ずっと関係をつないでいる。

    だれでもできることを繰り返しやってるうちな、その人にしかできないやりかたが生まれてそれを、まわりが認める。

    できること、やりたいこと、やるべきこと、どれか鈍化してもうまくいかない。

  • 題名の期待度が高すぎて、内容は面白くない・・・唯一面白かったのはお坊さんの話かな

  • この人の本を読む度に、何かを考える。そして、自分の今は思い返す。省みる。手元に持っておきたい本を書く人だな、と思う。(13/9/7)

  • そういえばプロジェクト単位で人とも仕事とも密にやるってすごい命削るけど自分についても学びが多かったなぁ。時間の使い方とか食べ物とかおしゃれとかめちゃくちゃになるし。それでもみんなで何かを作っていくっていいよねと思う。

    自分の生活をまず大切にすることと、エネルギーを何かのために出していくことと、両方のバランスが取れてるのが心身の健康のためには大切なんだなとおもう。 そのバランスを考えあぐねているのだけども。。

    ===

    半農半X→ダーチャみたい
    「後生に何を残すか」

    活動が義務感で終わってしまわないために
    →成功体験の楽しさ、面白さを共有すること
    →壁を越える楽しさをコアの人だけでも共有する

    一緒にやってる人のいのちの状態を感じ取る、というリーダーのかたち

    場所ありきで過剰に反応すること、それに対して、あなたとわたしの関係から視点を持ち直して場を構築すること

    一緒に悩んで考えて、、あなたはどう思うの?と問い直していくこと。

    分からなさや不安を抱えながら、絶えず調節していくという「考える」のかたち

    育ててきたブランドを食い潰して終わると思った。

    仕事をするということが、生き方に近づく。

    所有じゃなく、自分と物事の関係性であるということ。

    処理して割り切ってやってくのじゃなくて、自分の中に生まれてくるものを一生懸命感じることが、生きることであり仕事である

  • 本当にしたいことって頭で考えて見つかるものじゃない。自分の心に正直に思うままに生きてたら、後ろ振り返ったら道ができてるんだよね。

  • 今の仕事に関しては なんも考えていない自分ですが やはり どうでも良いわけではないです。 と 考えさせられました。

  •  フォーラムのゲストに対するインタビュー集。大学の図書館のキャリアコーナーで手に取った本。インタビュアーの台詞が相づち程度で、ゲストの言葉が中心になっているのが個人的に高ポイント。
     内容的にはそれぞれのゲストの仕事観みたいなものを、あまり制限せずに、多少の脱線を含みながらも書かれていく。軽い読み物として十分に面白いと思う。

  • <閲覧スタッフより>
    お寺の住職から、Soup Stock TokyoやPASS THE BATONの代表者、デザイン集団grafの設立メンバーや映画監督の河瀬直美さんなど、多ジャンルのゲスト8名と共に「仕事」について考える。タイトルにもある通り、「自分の仕事」についてを模索する中で見えてきたのは「自分たちの仕事」。“自分の中心からうまれてくる力を「働き」にして社会化する”という視点から「仕事」について考えてみよう。
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    所在番号:366.29||ニシ||1
    資料番号:10207565
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  • 精神の停滞期、
    本屋で即座に手が伸びたのがこの本で、
    考慮の間もなく即座にレジへ。
    働くということに関しての、
    一元的でない価値観と在り方への肯定を軸に書きすすめられる本著は、
    まさに現在の自身の立脚点を客体化するもので、
    源に活力をみなぎらせる契機となりえた。
    鳥肌が何度もたつのは、
    個々の生き方との対峙への畏怖か、
    それとも自己の『創造』瞬間であったのか。
    もし仮に「創造」の瞬間であったなら。
    読み終えて見えたのは下記のこと。

    ・辛さや愚痴はこぼさない
    ・決して協働ばかりでない、独創性・職人的人間でも人は巻き込める。
    ・迎合しない。
    ・場をつくる、自分が基準となる社会的なものが入らない場づくり。
    ・仕事は「人間」とする。魅力的でずっと繋がっていたい、打算も何もなく一緒に話していたい人と仕事をする。

    総じて言えるのは、この2ヶ月間、自分を動かしていたものの基準が、本当に自分が魅力だと思うもの、心から満足を感じるものでなかった可能性がある。例えば、お金が発生するから、とか、これをやっておけば後々なにかに繋がっていくだろうからとかいう人との付き合い方も。だからイライラや焦りは募り、やがて肥大化し、自我意識の膨張、人を肯定できない性質を生む。場への適応に関しても、極端に言えば、就職活動期の時に戻っているようだったのではないか。人間と人間の関係性からではなく、役割を全うする没個性的な非実存。そこにとどまる「我慢」の源泉は、おそらくわくわく感ではなく「打算」や「社会的欲求」だったのだろう。だから自身が妙になくなっていて、どこかふんわりともわっとした毎日と時間を積み重ねていた。ではこれからはどうすればよいか。
    まずは魅力的だと思う人、一緒に仕事をやってみたいと思う人、話していてわくわくする人、美的な直観を掻き立てる人との出会い。そしてそこから出来ることをさぐっていく、「ミクロ」な動き。それはおそらく「対話」から始まる。
    そして欲望と真我を徹底的に見分ける英知を養うこと。真我の基準でのみ行動していくこと。それ以外は断ること。大人の事情など知った話ではない。
    基準は真・美・善。それ以外は認めない。合わせる必要もない。迎合しない。絶対に迎合しない。異質だと思われようが関係ない。機能や効率や役割が設定された中でのコミュニケーションは、断固として拒否する、興味があるのはその人間の性質であるから。戒めの為にもう一度。迎合しない。



    「悪い仕事は宮大工の腕を落とす。仕事は選んでするのが大事で、その余裕をなくしてはいけない。/西岡常一」

    「自然のメッセージを聴くことと、自分のからだや心や魂が欲していることの両方を聴くのが半農半Xかな。自給自足といった含みよりも、恵みへの感受性というところ」

    「農夫のように耕し、哲人のように思索するのが理想的な人間像だ」

    「本気な若者と、本気じゃない若者がいたら、自分の時間は完全に前者に投入しなきゃいけないなと思っている」

    「本当の自分にとっていいもの、人の気分を良くするもの、誇りに思えるもの、長続きするものを選ぶことね。そうすればあなたは、愛と人生と幸福を選んだことになる」

    「自然には、急ぐとか早道みたいなものはないですからな。人間がいくら急かして焦っても、自然の流れは早うなりません。急いだら米は実らんし、木は太うならん」

    「それぞれの場の命を感じ取りながら、それがより生きるために力を尽くしていた」

    「今の都市や社会では、すべての場所にあらかじめ意味が付与されています。その多くは効率や機能の追求で、場の意味を自分で探したり、検証する機会がない。その只中では、場に参加するというより、演じざるをえない。「自分はこういう場にいるのだからここに上手に馴染まなければならない」というふうにして、それが大人になることだと信じて疑わない。それは過剰適応なんですよ。そうじゃなくて、「私はなんなのか?」「あなたの私の関係は何なのか?」というところに一度戻して、そこから場を構築していくというか、そういう場と時間を保証する場が必要」

    「意識を散らさず、ある一点に集中させて、何らかの答えを得るまでの思考プロセスが考えることだという人もいるだろう。しかし絶えず調節していくことも考えるという営みの一形態だ。そのためには「わからなさ」を手放さずに生きていく必要がある」

    「今まで編集者って言われることの何が嫌やったんやろう。僕にはどっかで表現者でありたいって欲望がすごいあるんです。」

    「一生懸命に感じたり、生きたりする。私の場合はそれがお仕事になっているわけです。それは絶対おろそかにしたくないし、できない。」

    「これが済んだら終わりなんていう関係で一緒に仕事をやるのは良くない。できてくるものも中途半端になると思う」

    「この人とやりたいって思える仕事をやりたいと思う」

    「周りの評価よりも自分の納得だなぁ。」

    「考えるとは、自分が気にしていることや、わからないことを、決して忘れずにいることである。自分のわからなさや明らかにしたいという気持ちを心の片隅や念頭にちゃんと置いたまま、忘れずに生きていくということ」

    「好きだけど、できるかな…?っていう人はそこまでなんでしょうね」

    「わたしたち人間を動かしているのは、この「ザワッ」「ウワ―っ」「ドキドキ」する感覚の方で、理屈や理念はすべて後付けだ。」

    「人に相談するというのは、要は逃げようとしているのです。負けそうになっていますので」

    「人に訊いたとしても、やっぱり自分は自分の答えを探しているのです」

    「自分になにか起きたとき、やっぱり強くならないといけないですね。そこで見つけたのは私の中にいる神様との対峙でした」

    「愚痴じゃなくて問題点にして、はやく解決しましょう」

    「お客様の要望を聴いていたらキリがない。」

    「インタビューの最中は何も考えていない。ただその人からあふれ出てくる奔流を眺めていることが多い」

    「なんでも手紙にして報告してくれる人がいる。彼女はずっとつないでいる。せっかくであった人と。いつか人生の中でご褒美がやってくると思いますよ」

  • 多様な働き方がある

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