終わりなき探求

著者 : パール・バック 戸田章子

• 国書刊行会 (2019年10月5日発売)

作品紹介・あらすじ

ノーベル賞作家パール・バック未発表の遺作、ついに邦訳！
作品は著者が1973年に80歳で亡くなる直前に書かれ、長らく行方不明にとなっていた。40年後、その原稿は、終焉の地バーモント州から遠く離れたテキサス州の貸倉庫で発見されるという、数奇な運命をたどった。

天才少年ランドルフは、人生の真実と意味を追い求めて、ニューヨーク、イギリス、パリに旅する。DMZ（非武装地帯）の警備に就いた韓国では、人生を一変する出来事に遭遇――そして、ついに愛に辿りつく・・・・・。
パール・バックの叙情的な語りが心を震わせる、ランドルフ・コルファックスの成長物語。

感想・レビュー・書評

[Zagi Dagedaさんの感想 · 2023年12月11日]

人間はもともとひとつの存在。そんな学説を裏付けてくれた
探し続けるのは確かに楽しい

とはいうものの、実はあまり刺さってない。

[mmstponponさんの感想 · 2020年1月22日]

大富豪、美女が何故か必ず出てきて・・の展開はどうなんでしょう？

著者プロフィール

（Pearl Sydenstricker Buck）
1892-1973。アメリカの作家。ウェスト・ヴァージニアに生まれる。生後まもなく宣教師の両親に連れられて中国に渡り、アメリカの大学で教育を受けるため一時帰国したほかは長く中国に滞在し、その体験を通して、女性あるいは母親としての目から人々と生活に深い理解をもって多くの作品を発表した。1932年に『大地』でピュリッツァー賞を、38年にはノーベル文学賞を受賞。また1941年に東西協会設立、48年にウェルカム・ハウスの開設と運営に尽力するなど、人類はみな同胞と願う博愛にみちた平和運動家としても活躍した。

「2013年 『母よ嘆くなかれ　〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」