- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784338193016
感想・レビュー・書評
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「かかし」に惚れました。シリーズで現在(2006.08)3部目が出てますね。
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教師のクミルがドーム郡の危機を救うために立ち上がる話。
長い旅をへて、出した答えが良かったです。誰かに頼るのではなく、それぞれ自分自身が立ち向かわなくてはならないんですよね。
クミルを助けてくれる「かかし」という男の人が好きでした。のほほんとしてて人畜無害のように見えて、実は実力者っていう人好きなんだよね。
クミルといい感じだと思ったのに、結局、2人はどうなったんでしょう〜。 -
昨今流行りの傾向とはちがい、過剰にきらびやかではないファンタジーで、非常に好きです。なんというか文体が。全体にすごく優しいのですよ。昔好きだったなじみの絵本をまた読んだ、みたいな?読んでいて気持ちのいい文章でした。子供に読み聞かせとかにもいいよねきっと。声に出して読みたい日本語。
内容は・・・ドーム郡を救うため旅に出たクミルの話。元々素直で明るいステキな娘さんですが、旅をするうちに、世の中のことも自分のことももっと知った上で「優しく明るく前向きに」振舞えるようになる。成長物語、かつドーム郡周辺の地理歴史ですな。
2作目3作目もあるようなので、この世界が、そしてクミルが今後どうなるのかますます気になる。早く読みたい。
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私の大好きな児童書のひとつです。
この本を読んで、ファンタジーというものを知り、この本をよんで、マンガを読み始めました。
あらすじはみてわかる通り。
私はこの本が一人称で書かれている福音館版のほうが感情移入できるからすきです。
クミルとかかしの二人のカップルが好き。
ありきたりなのに、行間にとても切なくてやさしい言葉がしみ込んでいます。