- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784340140022
作品紹介・あらすじ
「地獄の橋頭堡」の生き残り兵が戦後40年を経て初めて明らかにした衝撃の記録!本書は、実際に戦地で戦った元アメリカ海兵隊員が書いた記録である。日本側から書いた硫黄島戦記は多々あるが、アメリカ側から、しかも実際に従軍していた兵士が書いたものを日本で出版した本書は、稀有かつ貴重な一冊となるであろう。
感想・レビュー・書評
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海兵隊から見た硫黄島戦。
もう少し訳がよかったらと思うけれど、それを抜きにしてもとてもいい手記だった。
人によっては嫌かもしれなけれど、戦地に立った兵隊の心理がとてもよく分かる。敵への心境も当然のことだ。
いや、この筆者は冷静で、むしろそれがすごいと思う。
今まで日本軍側の手記を見ていたので、日本兵のくだりは切なかった。
この人かも、あの人かも。あぁこうやって死んでいったのか…。
日本軍とアメリカ軍と、双方からの視点で読める戦場はあまりない。
いい本だった。 -
硫黄島について書いてあるのは後半。なのでそこから読むだけでよい。彼がすさまじい体験をしたことはよく分かる。だけどそれはこの島にいた全員であって彼だけではい。やけに分厚い本だけど斜め読みだけで充分。硫黄島について調べるときがあればちょっと思い出してほしいかな。