わが友本田宗一郎

著者 :
  • ごま書房新社
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本棚登録 : 100
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784341019082

感想・レビュー・書評

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  • 本田宗一郎が亡くなった際
    親友である井深氏が故人のエピソードや生前の交流の思い出を語った本。
    本田という人物は何より「試す」という実験を重んじる経営者だったという事がよく分かった。
    勉強になることが多かった。

  • 日本を代表する企業を作り上げた二人の人生観、友情を垣間見ることができます。

  • ソニー創業者の井深大さん視点での本田宗一郎伝。
    本書は10代後半の頃読みました。

    ソニーとホンダという戦後1代で世界的企業に成長させた2人。
    ハチャメチャな本田宗一郎さんのエピソードが一杯だが、こんな時代でも2人の考えは色あせていない。

    名将の影に名参謀あり、と良く言いますが
    ホンダには、藤沢武夫さん、ソニーには盛田昭夫さんという名参謀がいたというのを本書で知りました。

    閉塞感たっぷりの現代、戦後はどんな雰囲気だったのかわかりませんが、天国で井深さんも本田さんも未来を描いて取り敢えずやってみろ!と言っているかもしれません。

  • SONYの創設者井深氏の視点で、HONDAの創始者、本田宗一郎氏を振り返る。
    豪胆な技術者の本田さんと、無口な技術者井深さんの友情の話。
    一昔前の日本人は、本当にかっこいいと思う。外国に卑下したり、誰でもいいから外人と結婚したりしてる若い女の子に読んでほしい。

    義理がたいことも素敵に思える。
    SONYと他者がビデオの規格で争っている時に、HONDAはSONYの規格に最後まで合わせた逸話とか、不器用な誠実さが胸に来ました。

    技術大国を確立できていない時からもっているプライドも素晴らしい。
    自分の会社の過去の商品を売ってほしいと言われ、当時の財政状況から考えると、のどから手が出るほど受注したかったが、すでに過去のスタイルで気に行っていないから売らないとことわる姿勢。

    大きくなった人物は偉大で、偉そうなことはしないためだと思うが、本田さんが引き立つように、井深さんは自分をつまらない男扱いを少々しすぎている。

  • 日本を代表する技術者の2人。商品への情熱、負けず嫌いっぷり。ぜひ見習いたい。

  • 井深大さんと本田宗一郎さんの掛け合いが伝わってくる本でした。
    お二人ともに、きっとスティーブジョブズも敬意を払うほどの人物だと思います。
    何もより、人々に対する想いに溢れている。
    今の日本にこういった経営者がどのくらいいるのでしょうか。
    もの作りであれ、サービスであれ、対象は人々の生活を豊かにすること。

    改めて、そんな当たり前の事実を痛感させられました。

  • 井深大が親友本田宗一郎を通して,経営について,会社について,日本の技術について,教育について,道徳について,,,語った本.情熱的で感動する.10年以上前の内容だが,現代の多くの人に読んでほしい.

  • 本出そう、一郎没後4ヶ月で出版した本。二人は一歳違い。本田宗一郎さんが評価されにくいのは、その性格行動の為?本田さんが激昂して投げた灰皿で額に怪我した社員は今では勲章のように披露するようだが。

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著者プロフィール

1908年4月生まれ。1933年、早稲田大学理工学部卒。写真化学研究所、日本光音株式会社、日本測定器株式会社を経て、1945年10月、東京通信研究所設立。1946年5月、東京通信研究所を改組し、東京通信工業株式会社(現ソニー株式会社)を設立、代表取締役専務就任。代表取締役社長、会長などを歴任。1992年11月、文化勲章。1997年12月19日逝去。勲一等旭日桐花大綬章。

「2012年 『井深大 自由闊達にして愉快なる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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