- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344001664
作品紹介・あらすじ
笑い、日本、人生…二人の異才が、今、考えていることのすべて。
感想・レビュー・書評
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『松本紳助』がスタートしたときはビックリしたものだが、こういう本が出たときも驚いた。
読んで思うのは“笑い”というのはすごく頭をつかうものなのだなあ、ということ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんなに分かりやすく、面白い哲学書はない。
お笑いの頂点にたどり着いた二人ならではの発想やエピソードが非常に勉強になった。
笑いについて(紳助)
・18歳の頃に自分だけの「漫才の教科書」を作り、先輩芸人の漫才を徹底的に分析した。
・良いところには青線を引き、単純に青線だけを集めたら完璧な漫才ができると考えた。
・自分は何ができ何ができないか分析し実践した。
子供と教育について(紳助)
・愛する娘だからこそCDを買ってあげるわけにはいかない。
・買ってあげて娘の喜ぶ顔を見るのはうれしいが、それは「自分の金で買う」という娘の喜びを親が奪うことになる。
お金について(松本)
・何でも買えるはずだが、物を欲しいという気が起こらない。
・人間が欲しいと思うのは、結局のところ自分に買えないものなのだ。 -
二人の考えがわかる本。
お笑いだけでなく、人生観、結婚、子供、日本人についてたくさんのことが詰め込まれているが、こうやって改めて拝読するとテレビでの見え方も変わってくる。
漫才見てみたかったな。 -
松本と紳助は強い絆で結ばれている事が分かった。お互いがその才能を認め合っている関係性は番組マツシンの見方を変えてしまった。
松本がよそよそしい態度だと思っていたが尊敬する人の前ではあのような態度になるのか。
TVでは見れないお二人の関係性が垣間見ることが出来た。読んでいて漫才ブームを牽引してきた苦労や成功話も面白かった。 -
「用意周到な人、島田紳助」
「感性が豊かな人、松本人志」と思った。
共通してることは、常に自分が勝てるところを見つけて、勝負してるところ。松本は『山』に例えていたが。
タイトルは?だが、お笑い界のレジェンド2人がそこに上り詰めるまで、考えていることなどが知れたのは面白かった。 -
得た哲学
待ったら、長く感じるということ。
島田紳助、松本人志という日本のお笑い界を変え、牽引してきた2人の対談についての本。
お笑い、家族、教育、生き方等について語っており、2人の内面がよくわかる内容となっている。
印象に残った点として、
・紳助はお笑いを細分化させたこと、
松本は新しい笑いの形を次々と発明したこと。
・紳助の漫才教科書の内容
自己分析、売れてる人、売れない人の各項目の5段階評価。
ボケは才能、ツッコミは努力
人生哲学で印象に残った点
・金はあの世に持っていける。
死ぬまで目減りするお金にビクビクして暮らすのと、そういう意味で、老後にお金はあったほうがいい。(インカムゲインが理想、と思った)
感想として、
繊細な2人のお笑い哲学、人生哲学は美女に面白い、特に紳助。やはり天才。
どっちかと言われれば自分は紳助タイプだと思う、人生を燃やし尽くそうと思う。 -
物事に関しての捉え方、仕事などに対する考え方に軸があり驚いた。そして圧倒的な努力を重ねていると感じた。
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今さら、という感じもあるが、どうしても読みたくなった。出版するからには、相手を意識するのだから、全てが本音ではないだろう。しかし、相手を知るには、主義主張に目を通す方が、より多くの情報量から確からしさを掴む事ができるのではないか。確からしさ。それはその人自身の本質のようでもあり、人間総体としての確からしさだ。
松本人志がどういう人間か、究極的には分かり得ない。しかし、こんな考えもあるか、という気付きからは、恐らくまっちゃんはこんな人。人間とはとどのつまり、こんな感じだろう、というインスピレーションを得られる、という事だ。 -
昔やっていた、松伸という番組から出た本。
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父の影響なんかもすごいあって、昔から紳助さんが大好きやった。世の中にこんなにおもろい人いるんやなーって思ってた。
でも周りには紳助さんの事を嫌いな人が多い、これは笑い以外の点でだとおもってる。
ただお笑いの人の中で才能は本間にずば抜けていると俺は思う。この本を呼んで、あーいう嫌われ方されてんのも計算かな。とかと思うようになった。
その紳助さんに影響されてお笑いの世界にはいったのがまっちゃん。
まっちゃんの才能は誰もが認めていてすごいことやと思う。でもそれを造り出したのも紳助さんかもしれん。
ただお笑いが大好きな素人目線やけど、正直めっちゃおもろい本では無いと思った。ただもしかしたら、今お笑いを見て笑えてるお笑いはこの二人が造り出してきた世界かもわからんな。
やっぱり。お笑いは深い!