- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344009066
感想・レビュー・書評
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テーマを「作家」とした世にも奇妙な物語のような感じでした。
ミステリー短編集だと、どうしてもそのようなテイストになってしまうものなのでしょうか。
やっぱりミステリーは、ある程度長編の方がいろいろな伏線もあり、もっと楽しめるような気がしました。
文章を書く才能がない私には、小説家のかたがたは常々すごいと思っていますが、その陰には様々な苦労があるのでしょう。
現実に、この作品内容が起こっているのか!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぱっとしない作家、締め切りに追われた作家、何かに怯えている作家、漫才をする作家……様々な作家が主人公の短編集。
あとがきで有栖川氏が「ミステリーでもホラーでも冒険小説でもSFでもない」と書いていらっしゃいますが、結構こわいお話が多かったような気がします。
作家と言う職業にちょっとあこがれていたりするのですが、んーやっぱり大変なお仕事ですよねえ……。 -
2003年3月読了
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07/04/19 読了。
どこから本音でどこまで冗談?
どれも半分本当で半分嘘?
有栖川先生も普段こんな感じなの?
…みたいな、作家のアレコレが書かれた短編集(笑)。
いやまあ、なんにせよ書かれた物語なのだから「フィクション」だと、あとがきでそう言ってますが(超意訳)。
ブラックだったり漫才だったり(リアルに「漫才」です)ハートフルだったりホラーだったりと、色々な雰囲気の作品集です。
その分全体的に薄い印象になっているのが少し残念。
まあ、サクッと軽い気持ちで読むタイプの小説かな〜。
しかしこれ、ミステリ系でいいのかな、カテゴリ…。
作者が推理作家だし、いいか…(笑)