作家小説 (GENTOSHA NOVELS)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 67
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344009066

感想・レビュー・書評

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  • テーマを「作家」とした世にも奇妙な物語のような感じでした。
    ミステリー短編集だと、どうしてもそのようなテイストになってしまうものなのでしょうか。
    やっぱりミステリーは、ある程度長編の方がいろいろな伏線もあり、もっと楽しめるような気がしました。

    文章を書く才能がない私には、小説家のかたがたは常々すごいと思っていますが、その陰には様々な苦労があるのでしょう。
    現実に、この作品内容が起こっているのか!

  • ぱっとしない作家、締め切りに追われた作家、何かに怯えている作家、漫才をする作家……様々な作家が主人公の短編集。

    あとがきで有栖川氏が「ミステリーでもホラーでも冒険小説でもSFでもない」と書いていらっしゃいますが、結構こわいお話が多かったような気がします。
    作家と言う職業にちょっとあこがれていたりするのですが、んーやっぱり大変なお仕事ですよねえ……。

  • 2003年3月読了

  • 07/04/19 読了。

    どこから本音でどこまで冗談?
    どれも半分本当で半分嘘?
    有栖川先生も普段こんな感じなの?
    …みたいな、作家のアレコレが書かれた短編集(笑)。

    いやまあ、なんにせよ書かれた物語なのだから「フィクション」だと、あとがきでそう言ってますが(超意訳)。
    ブラックだったり漫才だったり(リアルに「漫才」です)ハートフルだったりホラーだったりと、色々な雰囲気の作品集です。
    その分全体的に薄い印象になっているのが少し残念。
    まあ、サクッと軽い気持ちで読むタイプの小説かな〜。
    しかしこれ、ミステリ系でいいのかな、カテゴリ…。
    作者が推理作家だし、いいか…(笑)

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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