嫌われ松子の一生: A woman who kept searching for love. (幻冬舎スタンダード)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344009141

感想・レビュー・書評

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  • 松子とわたしの間にはいくつかの共通点があって、それには目を見張るものがある。松子の痛みがわかる。わかるけど松子は一人よがりすぎたのだと思う。岐路に立った松子に、何回もそうじゃないだろうと叫びたくなった。歯痒かった。
    誰も一人じゃまっとうには生きられない。

  • 書店で見つけ何気なく買った本。そして少し読んで「私には合わないなぁ」とそのまま放置。その後映画化されると聞き試しに読んでみるかと開いたが最後、一気に読んでしまいました。人生ってこんなもんなんだろうなぁ。

  • このタイトルに惹かれて購入したのだけれど、気がつけば松子自身に惹かれてしまったように思います。

  • 題名に面白みを感じられず、ずっと放置していた1冊。
    読み始めたら早い早い。気になって止まらなかったとです。
    人の一生は短い、それでも確かに生きていた。
    これは物語だけど、ひとりの人生を読むって重い。
    山田宗樹氏の作品はどれも世界が徹底しているから
    読んだ後勉強した気になる。ちりばめられたキーワードが
    気になって参考文献から読みたくなって、また拡がる。
    いまいち題名の真意を掴みきれなかったので、再読中。

  • 10/14読

  • 出来事も設定も台詞回しも展開の速さも、全部昼メロ。シリアスな構えで読んでいたら、女性に対する作者の理想や憧れに鼻白んでしまいました。このお話は寧ろコメディと捉えた方が良い。

  • 一気読みさせる勢いのある本。だけど男性目線で書かれた聖女像は否めない。だから残念ながらリアリティーに欠ける。タイトルは今年のNo1だと思う。

  • 紹介されて借りた本。
    松子の悲しい人生が綴られています。こんな風にはなれないな・・。

  • 悪い人じゃないんだけど、松子の性格は、つくづく嫌いです。
    周りの人がこんな悪い人たちばかりじゃなければ、松子の性格を形成する家族がこんなじゃなければ、って思いにすべて尽きます。
    あまりにいろんな人生を継ぎ接ぎした感じの波瀾万丈てんこ盛りで、ちょっとやり過ぎの小説ではありましたが、面白かったです。

  • 「まつこ」なのか「しょうこ」なのか…人生において2択になったとき必ず引いたらいかんクジを引いてしまう女というのはいる。
    一気に読ませる力はあるけど落ちがなぁ…

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著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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