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- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344012745
感想・レビュー・書評
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ついに読了。漫画になっていても読むのに骨の折れる巨編であった。最終のこの巻の主人公たちがまとまって困難に立ち向かうシーン、引用の翼を古今東西に広げながらあくまでストーリーは淡々と進んできたこの物語の、急だが突拍子もないということでもない、必然的な山場であった。電車の中で内心快哉を叫んだほど。
「いつか」原作も読むべきなのであろう…。 -
名高い原作を読むのは骨がおれそうだけど、漫画なら読めそう・・・と思ったら、どっこいテキストのボリュームがすごくて、とても簡単に読めるようなもんじゃありませんでした。腰を落ち着け、時間をかけて読む価値のある漫画です。
東堂という特異なキャラクターを通して、非合理的な命令がまかりとおり、階級格差や部落差別が横行する日本軍という組織の不条理さを暴き出すだけでなく、彼よりも知識も力もない周囲の兵士たちが、やが人として抗う物語の中心に登場してくる過程が感動的。とりわけ最後の章の冬木の決意には胸をうたれる。彼らとかかわることで、東堂自身も変化していく。読み終わって、ぜひ原作の小説も読みたいと思わせてくれた漫画でした。 -
冬木二等兵の解が素晴らしかった。
論文でも引用した。
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