榊原式シンプル思考力

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017023

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  • 1 常識をシンプルに戻せ(「アメリカの時代」は終わったと知れ/人の金をあてにするな/自動車より自転車に乗る/ベンツやBMWは買わない/年収二〇〇万円の生活も覚悟する/一流の一個人を目指そう/安くていいものしか買わない/手に何か職をつける/マーケットの変化を毎日観察する/ムダな買い物はやめて貯金する)/2 生活をシンプルに戻せ(旬の食材を食べよう/六十歳定年を認めるな/一人で古寺名刹を訪ねてみる/パリと東京のフレンチの違いを知る/ローンを組んでまで家を買うな/ディズニーランドで思い出をつくる/お客の顔を見てサービスを考える/何か一つ得意分野を究める)/3 ビジネスをシンプルに戻せ(社員が辞めない会社をつくる/“とがった”人たちをまとめる方法を考える/社内研修を徹底する/従業員をいちばん大切にする/外部のプロフェッショナルをうまく使う/大学の授業を信用するな/塾の教師になってみる/どうせならいい学校に入学する/勉強に打ち込む四年間を過ごす)/4 政治をシンプルに戻せ(自分の受ける医療は自分で選ぶ/医者はしっかり儲けていい/保険料から税金へシフト/年金制度を大変革せよ/「いざというとき」につねに考えておく/農地ではきちんと農業をやる/個としての農をフォローする/農業もカイゼンする/おいしい日本食を外国人に説明しよう)/5 日本をシンプルに戻せ(ユニークな日本の歴史に学べ/江戸時代の日本人に学べ/郷土料理を探して食べてみつ/誰も損しない方法を考えよう/四季の移り変わりに敏感になる/中国語やヒンディー語を身につける/日本美を再発見する/「平和国家」日本を誇る/日本のよさを積極的に発信しよう)

  • 著者の主張は極めて明快で、複雑になった社会・生活体系をシンプルにし原点回帰せよということだ。政治も経済も、具体的にいえば、年金はいくらもらえるのか、税金をいくら払えばいいのか、どうやって訴訟を起こせばいいのかなど、年金制度、税制、裁判制度など、一般の人には複雑すぎてよくわからない。制度が時代とずれてきて小手先だけの法改正をしているうちに本来の理念からかけ離れてしまっていることが多い。社員を大事にする日本の企業、勤勉を美徳とした教育、日本の食生活等々、元来、日本の社会はすばらしかったのだから、シンプルだった昔に戻ろうということだ。上流階級のみならず、庶民生活も豊かだった江戸時代や平安時代を参考にしようという意見にも賛同できる。論文形式ではないので、読者を理論的に説得できているわけではないが、著者の豊富な知識と経験からの様々な意見を簡潔・明快に述べておられ、わかりやすく、同意できる事柄が多かった。

  • グレーゾーンの寛容性以外は共感できる。但し具体策はないので、あくまでも評論である。文章は分かり易い。

  • 色々参考になりました。
    国際社会の中で日本人であることをもっと意識しなきゃいけない。

  • シンプルにするための45の提言がされているが、本人がどれくらいシンプルに生活しているのかはなぞ。

  • 物の豊かさを求める時代から、心の豊かさを求める時代に移ってきている。ものづくりの国ニッポンからもてなしの国ニッポンへ。世界の中でもユニークさを持った国になれるんじゃないかと思う。原点に、シンプルに、今こそ回帰。

  • 政治も経済も激変する!基本ができる人が一番強い!
    原点回帰で、不況を乗り切る。

    不況はあと2~3年は続く。
    「もの」の時代の終わり。
    景気回復後も、そう簡単に耐久消費財の需要は戻らない。
    消費者から生活者へのゆり戻し。
    原点回帰、シンプルな生き方への回帰がテーマ。

  • 居酒屋か。

  • 2010/08/10
    浅く広く、2009年に日本で起きている問題に対して提言している感じ。
    日本文化はやっぱり大事にすべきだと思わせてくれた。

  • (K) 政治経済から日本の文化まで、幅広いトピックスを榊原流の切り口で切り込んで解釈をした内容。シンプル思考と言いながらも、何がシンプルなのか良くわからなかったが、大学教授、官僚の経験から来ているのだろうが、主に「官」と「学」の視点からの解釈が多いように思えた。ビジネス書を読んでいると、「産」の視点に偏りがちなので、たまには本書のような視点を持った本を読むのも刺激にはなる。
     ただ、本の内容自体には新鮮なトピックスは少なく、過去の記憶の呼び起こしにはなったが、新しい発見につながるものは少なかった。

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著者プロフィール

1941年生まれ。東京大学経済学部卒業。65年に大蔵省入省。財政金融研究所所長、国際金融局長を経て97年に財務官に就任。99年退官。2010年より青山学院大学特別招聘教授。著書に『「今日よりいい明日はない」という生き方』『書き換えられた明治維新の真実』など。

「2018年 『AIと日本企業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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