勉強上手

著者 :
  • 幻冬舎
3.45
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本棚登録 : 446
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344022072

作品紹介・あらすじ

目標は、要らない。努力は、するな。好きなことだけが武器になる。
HONZ代表で元マイクロソフト社長である成毛眞氏が提案する新時代の勉強法。

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んだ目的は、この先何をどう勉強していくか?今の勉強法で合っているかを再確認するため。

    結果としては、勉強と感じない好きなことを、ネットでもテレビでも自分の好きな方法で、できれば2種類以上のメディアで、高速にインプットできる仕組みを構築することが大切であると再確認しました。

  • 本書は『大人気ない大人』として有名な元マイクロソフト社長を勤めた筆者が『芸は身を助く』という新時代の到来と、テレビやインターネットを駆使した勉強法を大胆提言したものです。古典芸能への愛が感じられます。

    先ほどこれは読んでいた本です。『大人気ない大人』でおなじみの成毛眞氏が提言する『大人の勉強法』について書かれた本でございます。前半部は学生時代にやっていた『努力』して勉強するのではなく、苦手なことをやるな自分の好きなことに集中しろと説かれていらして、本当に面白かったです。

    『3.11』に関する情報リテラシーで、日本政府よりもアメリカ政府の発信する情報を信じていた、という記述は『インテリジェンス』の分野であったと思います。これを筆者は『多読』によって実につけたと述懐しております。さらに中盤では巷で有名とされる『勉強法の本』について、筆者による注釈が書かれており『「超」勉強法』と勝間和代女史の書いた本に対する考察が秀逸でございました。

    他の本にも書かれておりますが、筆者のかつての上司であるビル・ゲイツとヴァージン・グループの総帥であるリチャード・ブランソンが東京で講演をし、後に彼らが「起業するとは」という講演のテーマを聴いたときに2人で顔を合わせて『本当に起業したいんだったらオレたちの話なんか聴いているヒマなんてないはずだよな』と大笑いしていたエピソードは何度読んでも深い話だな、と思ってしまいました。

    終盤では『とりあえず何でも使ってみろ』というアドバイスの元、各種SNSの紹介と利用のススメが書かれており、これに関しても様々なことに興味を持ち、『枯れない』筆者の姿が垣間見えたような気がいたしました。さらりと読むことができるので、『面白い』人生を歩むきっかけになればと、思っております。

  • 自分の本を読んでるようなヤツは成功する訳がない、という裏のメッセージを感じてしまった。この世代の、勝ち組な人達らしいアドバイスではある。そんな中で、今の時代と、自分の資質でどれだけのパフォーマンスを出せるかというのがキモでしょうか。

  • 名古屋駅の三省堂で出張帰りに購入。

    いつもながら主張は一貫していて、面白い。

    効率や目標を追っても仕方ない、努力もいらない。資格をとればとるほど下請けになるだけ(ただし、中小企業診断士はアリかもしれない、というのは自分にとって嬉しい記述だった。)など、昨今の勉強本、ビジネス書に対して、いつものようにアンチテーゼを投げかける。

    ともあれ本書では、あの成毛氏が勉強本を読んで、その感想を書いているというだけで、読む価値はあるだろう。

    第4章では、オススメのテレビ番組も紹介されており、それらも一度は観てみようと思う。

    [more]
    (目次)
    はじめに

    第1章 得意分野だけが武器になる理由

     芸が身を助ける時代になった
     オールラウンドにできる人を目指すな
     これからは得意分野だけが武器になる
     上の世代の価値観を鵜呑みにしない
     今、必要な"生きる術"とは?
     恐怖産業に乗せられるな
     目標を定めると学ぶことがツラくなる
     「情弱だと生き残れない」はウソ
     興味がないことは一度すっぱりやめてみる

    第2章 もう努力は必要ない
     記憶力を高める時代は終わった
     必要のない英語、セミナーに時間を割く人が多すぎる
     勉強は好きなことだけやれ
     情報に"脊髄反射"するな。"思考"せよ
     努力型が成功したのは過去の話
     好きなことには誰でも120%の力を出せる
     もはや資格は付加価値にならない
     メディア発信の"理想像"に振り回されるな
     身につけるべきは、自衛する力

    第3章 これだけ読めば充分!勉強法ブックガイド

     過去の「勉強法」は娯楽ジャンルと思え
     勉強するための勉強をするな

     『「超」勉強法』野口悠紀雄
      詰め込み式の方法は分かる/英語は暗記するしかない/今の受験生は『ドラゴン桜』を読め

     『竹中式マトリクス勉強法』竹中平蔵
      「人生勉強」には共感/誰でも成功できると錯覚するのは危険/「勝ち馬に乗る人間」の考えを知る

     『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』勝間和代
      資格を取れば成功するという妄想を捨てよ/年収十倍アップすれば幸せなのか/出世を重視する優秀なビジネスマンになるには役立つ

     『脳を活かす勉強法』茂木健一郎
      よくある勉強法に脳の話を結びつけるという発想を学べ/脳科学を盲信するのは危険

     『「1日30分」を続けなさい!』古市幸雄
      努力しても結果が残念になる可能性が高い/勉強漬けの社会人生活でいいのか

     『レバレッジ勉強法』本田直之
      可もなく不可もなくの勉強法/成功者はこんな勉強は絶対にしない

     『STUDY HACKS!』小山龍介
      勉強への意欲を、これでもかと高めてくれる本/勉強法をエンターテイメントに高めた一冊

     『村上式シンプル英語勉強法』村上憲郎
      仕事で英語を使う人のための本/英単語は名詞を重点的に覚える

    第4章 「得意」を最短で最強にする方法

     これからは感性を高める勉強を最優先せよ

    ?要となる情報リテラシーはこう身につける
     本や雑誌、ネットは、信頼できる情報を持つ人探しに活用する
     著者の主張のバックボーンをつかめ
     分からない用語を五つググれば情報の質があがる
     ググりたいことが見つからなかったら?
     本の内容は忘れていい
     情報のエキスパートにセレクトしてもらうのも手

    ?ツールは最小限のものを使いこなせ
     フィルム製の付箋が読書に使える
     本筋以外の気になる情報こそググる
     調べたことをノートにまとめるな
     しおりをメモ代わりにする

    ?できるビジネスマンはテレビを活用する
     プラスαになる番組を録画して1.3倍速で観る
     「もし自分が○○だったら」と想像しながら気楽に観る
     ネタの宝庫の教養番組はこれだ
     番組はハードディスクに週四、五十本入れる

    ?TIPS(豆知識)をストックせよ
     ネタのストックはウェブ上のドロップボックスが便利
     ネタは分類しない
     ネタはアウトプットを想像しながらストック

    ?SNSで精度の高い情報を集める方法
     SNSは片っ端からやってみるべし
     中身のある情報の集め方
     SNSで求められるリテラシーとは
     「人を見る目」をコピーする
     SNSに依存すると不幸になる

    ?情報を自分の血肉とするには
     情報を集めるだけでは傍観者にすぎない
     文書を書くことで思考が鍛えられる
     フォロワーではなく発信者となれ

    ?五十代の僕が三十代で知っておきたかったこと
     一生かけて習得する趣味を早く始めよ
     歌舞伎やオペラといった大人の遊びも早いほうがいい
     資格は五十代からあえてチャレンジ
     一人で息抜きできる場所を自宅以外に作っておく

  • ■読んだきっかけ
    成毛さんの本は好きであるため

    ■概要と感想
    目標を立て、それに向かってコツコツ勉強するのではなく、好きなことを見つけ、それを学ぶことがこれからは大切という内容。
    もちろん、このような勉強も必要だが、会社という組織で働き、かつ、独立を考えていない自分の場合は、必要とされることを効率的に勉強し、アウトプットする能力も大切であるというのが自分の考えであるため、ちょっと自分とは合っていないと感じた。
    ただし、参考になる点はいくつもあったので、それを取入れたい。
    あと、勉強本ブックガイドでは、色々な本をバッサリ斬っていたので、笑ってしまった。
    とくにMCSEなどMicroSoft認定資格に対しては辛辣だったな。

    ■参考になった点
    1.「著者の主張のバックボーンをつかめ」(p144より引用)
     著者が書いた内容だけでなく、書かれている内容の
     背景もつかむことで、より深い理解が出来る。
     そのために、読書をしながら、分からない単語を
     Googleで調べたり、その著者のSNSでの発信内容を
     調べるなど、ネットを活用した読書を勧めていた。
     分からない単語は調べながら読み進めるというのは、
     仕事では当り前のようにやっていることなので、
     読書でも積極的に応用しようと思えた。
    2.「集めた情報のうち、何を伝えるか。どう伝えるか。その段階で思考することで、自分なりの考えが肉付けされていく」(p209より引用)
     情報を自分のものにするためには、インプットする
     だけでなく、アウトプットすることが大切。
     そのためには、インプットの段階で、アウトプットの
     ことを考えておく。
     読書と書評をセットにすることは、
     理にかなっている。
     SNSでの発信も良いし、周囲に話すことができれば、
     それも良いだろう。

  • ネタバレ 著者の勉強(職業関連型)に対する姿勢、勉強本の紹介、テレビの利用法と番組紹介等。NHK-BSプレの「コズミック・フロント」を紹介するのに、より広範囲のサイエンスを網羅するEテレ「サイエンス・ゼロ」がない、記憶本の中の良書池谷裕二氏の著作がない等首を傾げる箇所も散見。余り有用でない竹中平蔵氏の勉強本の提示は流石に?である。もっとも、ニュースに関し、ワールドビジネスサテライトと共に、BS1のワールドニュースを挙げ、1.3倍速視聴する等、良指摘(1.5倍速でもいいかも)も含まれている。でもパラパラ眺めれば十分。

  • 正論で参考になる。

  • 勉強法の本かと思って手に取ってみたが、中身は「これまで言われてきた勉強法は意味がない(一部の人には意味があるかも)」という内容だった。
    これからは努力しないで好きなことを楽しみながらやることが大事。自分の好きなことをやり、アウトプットしていくことが勉強だと説いている。

  • ◆きっかけ
    ブクログ 2016/8/23

  • 異色の勉強法本。ここ10年くらいの流行りの勉強法本を斜め上からバサーって切ってる。
    小手先の勉強法マニュアルなんか読んでる暇があったら、やりたいことに取り組めと。
    言ってることは納得するし、実におっしゃる通りだと思うけど、成功者の論理だな〜とも思った。
    私も勉強法本読むの好きだから言うんだけど、勉強法本って、成功者の側に行けない人が、自分でも何かやればなんとかなるんじゃないかと妄想して読むものなんだろう。だから、勉強法本は娯楽本、という著者の主張には激しく同意する。
    でも、そこをバサッと袈裟斬りしてて、あ‥‥ヒドイ(笑)って感想を抱いた。
    あとは、ネットで調べながら本読むことを肯定してるのは、私的には新しかった。常々、ネット検索しながら本読んでるけど、自分的には集中できない読み方なんじゃないかと引け目を感じてたから。

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。 中央大学商学部卒業後、自動車部品メーカー、アスキーなどを経て、 86年日本マイクロソフト設立と同時に参画。91年同社代表取締役社長就任。 2000年退社後、投資コンサルティング会社インスパイア設立。 10年おすすめ本を紹介する書評サイト「HONZ」を開設、代表を務める。 早稲田大学ビジネススクール客員教授。

「2018年 『AI時代の子育て戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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