面倒だから、しよう

著者 :
  • 幻冬舎
3.85
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本棚登録 : 1838
感想 : 159
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  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025066

感想・レビュー・書評

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  • いい事書いてるな~とは思うんですが、どうも私には上滑りしていくような話ばかりでした。
    特に、聖書やマザー・テレサの言葉を引用した部分。
    あまりに正しく、清らかすぎて、どうにもピンとこない感じです。

    この本で私が個人的に印象に残ったのは、「ブレない」という話。
    優しくしてくれる人には優しい顔を向ける。
    意地悪な人にはこちらも敵意の顔を向ける。
    そうでなくて、相手がどうであろうと私は私、人は人として生きる、という話。
    それが芯が一本通っているという事であり、「統一的な人生観を持つ」という事である。
    自分が環境の奴隷でなく、環境の主人であるということ。
    これは成熟した一人格としてとても大事なことである。
    人の出方に左右されないで自分らしく生きていく。
    この話は、正に自分が理想としている姿、いつも毅然として生きていたいと思っているので心に響きました。

    また、もうひとつ印象に残ったのは作者の父親が目の前で軍人に無残に殺されたという経験があるという話。
    それで後に父親を殺した人を許しているという話をした事があるが、実際、その人物に会う機会があり、実は許してなかったと気づいたという話。
    こういう立派な本を書く人でもそうなのか・・・と思い人間味を感じました。
    私自身は人をそうやすやすと許せない性格で、自分を傷つけた人間は許す必要ない、と思い、自覚もしているので、その点において自分を厳しく観察しているのかもしれないとは思いました。

    私がこの本を読んで思ったのはここに書いてある事を素直にそうだな~と受け取れる人はそれだけ心に余裕がある人だし、純粋な人なんだろうという事。
    いい事を受け取るにはそれなりの土壌が必要なんだろうなと思いました。

  • 真似をするには高尚すぎる考え方であるように感じた。

  • 2匹目のどじょうを狙ったようだが、そもそも1匹目も中身がたいしてなかったので、2匹目はよりすかすか。

  • 読了

  • 素晴らしいことを言っているのはわかるが、全てにおいてイエスキリストを出して、関連づけるのには共感しにくい。著書はクリスチャンであり、ナンであるのはわかるが、少なくともクリスチャン用の本でないので全てにおいて関連付けるのは全く共感できない。
    また、マザーテレサの引用もよくされていていいのだが、彼女の闇を知ったあとでは心に響かなかった。

  • 宗教は人心が荒廃するほど流行る。
    キリスト教はルサンチマンの宗教。
    マザーテレサは狂人。

    この著者も負けず嫌いからくるルサンチマンをこじらせてこんな気持で死んだら負け犬だ。と思い、キリスト教に入ったんだろう。

    より良く生きるための指針は参考になるところもある。感情のコントロールは認知行動療法と体調管理など。

    が、これからも、
    自分の利益最優先。
    得になる人間としか付き合わない。
    嫌いな人間には倍返し。
    を信条にしていきたいと思う。

    敵を愛し、自分の空腹も我慢して病人に食料を提供する自由人には、地球の全人類がそうなった後に目指そう。

    それは条件が厳しすぎるというのなら、日本限定で、
    富裕層が弱者への愛の為に租税回避は止めよう、
    高齢者が弱者への愛の為に世代会計を導入しよう、
    公務員が弱者への愛のために給与削減しよう、
    生活保護者が弱者への愛の為に煙草と酒とギャンブルを止めよう

    と言ってくれれば、「汝の敵を愛する自由人」を目指そうと思う。
    ツケは最後でないと払いたくない。

    私もできればそうなりたいので、早く世界をそのようにしておくれキリスト教と渡辺 和子さん。

  • 期待したほどではなかった。

  • 渡辺先生の本なので期待していたのにがっかり。対象者を中高生くらいに合わせてあるのかな?目を引くキーワードはいくつかあったけどその後の解説が浅くて本当に先生が書いたの?と思いました。

著者プロフィール

1927‐2016年。修道者。9歳の時、二・二六事件で父・渡辺錠太郎を目の前で暗殺される。聖心女子大学、上智大学大学院卒業後、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院で博士号を取得。その後、36歳の若さでノートルダム清心女子大学学長に就任し、のちに同学園理事長、日本カトリック学校連合会理事長となる。『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎、2012年)は230万部を超えるベストセラーとなる。その他、『面倒だから、しよう』(幻冬舎)、『目に見えないけれど大切なもの』(PHP研究所)、『幸せはあなたの心が決める』(PHP研究所)、『どんな時でも人は笑顔になれる』(PHP研究所)等、数々の名著を世に贈りだした。

「2018年 『あなただけの人生をどう生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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