女の子は、明日も。

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344025929

作品紹介・あらすじ

妻子のいる男を略奪し結婚した満里子。企画が通らない女性誌編集者の悠希。不妊治療をはじめたマッサージ師の仁美。売れたことで嫉妬をかう翻訳家の理央。経済的安定。仕事での成功。愛する人との結婚、そして、妊娠、出産。どうして私より先に、あなたが"それ"を持っていく?

感想・レビュー・書評

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  • 短編小説。
    数年ぶりに再会した女の子4人の話。高校からずっと一緒で〜とか、学生時代の仲良しグループで〜とかではなく、それぞれ挨拶程度ではあったけど大人になってから何度か集まるようになったっていう、一番現実味のある関係性がとても良かった。私がいま仲良しの友達も、学生時代にずっとつるんでたわけじゃない。そういう友達の方が、色々相談しやすかったりする。

  • アラサー既婚の高校同級生4人。
    みんな違ったタイプでみんな魅力的。
    それぞれが語り手になって話が進んでいく。
    それぞれに、あーわかるわかるって部分と、全然わからないって部分もあり。
    女の友達関係って感じで面倒だなって気持ちと、こんな友達いたらいいだろうなぁって気持ちとがあり。
    おもしろかった!

  • 初めてこの作者の本を読んだ。
    4人の同級生がそれぞれの時を過ごした後再会。
    その4人の目線で4編に分かれて描かれている。
    読みやすい文体に加えて、それぞれの女性の過ごし方や考え方にわかるなあというところがあって、とても面白かった。他の作品も読んでみたい。

  • 登場人物が素敵な人ばかりで、読んでいて楽しかったです。こんな友達やパートナーに出会えたら幸せだなと思いました·͜·

  • いろんな人生を見れて良かった。あまり共感性は今の私にはなかったが

  • 誰にでも、どれだけ欲しがっても、どうしても手に入らないものって、きっとあってさ。そういうものがあるってことにおいては、誰でも平等だと思うんだ。

    甘えるわけでも、媚びるわけでもなく、ただ「嫌だよ」と、素直に。

    乗り越えられたねえ。それ、きみが勝手にそう思ってただけじゃないの?体はとっくに悲鳴あげてたよ、きっと。ずっと前からね。

    「苦手なことから逃げてたら、何もできない人になってしまうよ」
    「無理、できない、って言葉を使うと、自分の可能性が狭まってしまうよ」

  • 面白かった。
    それぞれが違う思いを抱えている。

  • 面白かった!同郷の女子4人が結婚後に再会。子宮を絡ませた女の生きづらさとしなやかさを爽快に後味スッキリで読み進めることが出来た。それぞれの旦那さんが魅力的で救われる。瀧波ユカリさんの解説も素晴らしい。


  • この作家の作品は「タイニー・タイニー・ハッピー」しか読んだことなかったけど、その時と同じ、優しい読後感で好き。そして表紙のイラストの谷川史子さんも好きだから一話ごとに挿絵が欲しかったな。

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著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県出身。2005年 『はるがいったら』 で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』(祥伝社文庫) 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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