新しい道徳

著者 :
  • 幻冬舎
3.50
  • (65)
  • (153)
  • (199)
  • (32)
  • (10)
本棚登録 : 1501
感想 : 188
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344028159

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 良い。
    流石、北野武。共感出来る内容が多い。
    対局な人物として、安倍首相が浮かぶ。安倍さんは、道徳の教科書のような日本人だらけにしたいんだろうと思われる。

  • この人のこと好きではなかったが見直した。
    意外とまともなことを言う。最近の子供は大物の苦労時代を知らなくて、金儲けできる有名になれるという理由であっさり芸人だの絵描きだの目指す。農家のような必要な仕事が軽視されている。おおいに同意。

  • 道徳とは何なのか?
    教科書の批判は芸人らしいツッコミたけど、その内容は表面的でたけしの感覚で話してるので、裏付けが感じられない。
    道徳も倫理も多様性が求められてるから、一人の芸人の認識として読んでもいいけど、素直に同意出来るところは少ない。

  • 皮肉な道徳への切り口はさすが読んでハッとさせられる。ただこのネットや現代生活に妙に聡いたけしに妙な感じ。

  • 2016/9/19読了。

  • エッセイですかね。これは。
    社会をフラクタルと表現するのは新鮮でした。

  • 子供の喧嘩と大人の戦争の話,さらりと書いてあるが本質をついていて,なるほど!そういう,そうだそうだ!というような箇所が沢山ある.北野氏の便所掃除の話も,感心させられた.

  • ・いろんな価値観があったほうがいい。価値観がいろいろあれば、道徳だっていらいろあることになる。道徳というのは、価値観の上に乗っかっているもの。何の議論もなしに、「これが道徳です」と、数字の真理と同じ調子で、子どもたちに教えるのは間違いなのだ。それはひとつの価値観、あるいは思想を子どもたちの脳みそに刷り込むということ。ひとつの価値観で固まった社会はもろい。折れないように背骨を揺り動かしたり、力を抜いて柔らかくしてやるのが、いうなれば俺たち芸人の社会的役割。

    ・昔ながらの精神主義は、働きアリを作るのには都合がいいかもしれない。けれど、今の社会に必要な柔軟な想像力を育てるのには向いていない。

    ・他人の作った道徳が、すとんと自分の胸に落ちるならそれを守ればいい。けれど、そうじゃないなら、守ることができるかどうかわからない道徳を抱えて生きるよりも、自分なりに筋の通った道徳を作って、それをきっちり守った方がいい。

  • 2016年08月22日読了。

  • 想像していたよりも真っ当な内容で、なるほどと思いながら読みました。
    以下、印象に残った言葉を箇条書きにします。

    美意識。

    あいさつは人間関係を円滑にするためのひとつの技術。

    ファーブル
    「自由は秩序を作り、強制は無秩序を生む」

    自分がどう生きるか。

    メメントモリ、死をわすれるな。

    子どもの道徳教育で一番大切なのは、本音で話すこと。

    大人が自分の頭で考えること。

全188件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北野武の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
石原 慎太郎
西 加奈子
西 加奈子
又吉 直樹
佐々木 圭一
川村 元気
ピエール ルメー...
東山 彰良
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×