- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344028159
感想・レビュー・書評
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良い。
流石、北野武。共感出来る内容が多い。
対局な人物として、安倍首相が浮かぶ。安倍さんは、道徳の教科書のような日本人だらけにしたいんだろうと思われる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
道徳とは何なのか?
教科書の批判は芸人らしいツッコミたけど、その内容は表面的でたけしの感覚で話してるので、裏付けが感じられない。
道徳も倫理も多様性が求められてるから、一人の芸人の認識として読んでもいいけど、素直に同意出来るところは少ない。 -
皮肉な道徳への切り口はさすが読んでハッとさせられる。ただこのネットや現代生活に妙に聡いたけしに妙な感じ。
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2016/9/19読了。
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エッセイですかね。これは。
社会をフラクタルと表現するのは新鮮でした。 -
子供の喧嘩と大人の戦争の話,さらりと書いてあるが本質をついていて,なるほど!そういう,そうだそうだ!というような箇所が沢山ある.北野氏の便所掃除の話も,感心させられた.
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・いろんな価値観があったほうがいい。価値観がいろいろあれば、道徳だっていらいろあることになる。道徳というのは、価値観の上に乗っかっているもの。何の議論もなしに、「これが道徳です」と、数字の真理と同じ調子で、子どもたちに教えるのは間違いなのだ。それはひとつの価値観、あるいは思想を子どもたちの脳みそに刷り込むということ。ひとつの価値観で固まった社会はもろい。折れないように背骨を揺り動かしたり、力を抜いて柔らかくしてやるのが、いうなれば俺たち芸人の社会的役割。
・昔ながらの精神主義は、働きアリを作るのには都合がいいかもしれない。けれど、今の社会に必要な柔軟な想像力を育てるのには向いていない。
・他人の作った道徳が、すとんと自分の胸に落ちるならそれを守ればいい。けれど、そうじゃないなら、守ることができるかどうかわからない道徳を抱えて生きるよりも、自分なりに筋の通った道徳を作って、それをきっちり守った方がいい。 -
2016年08月22日読了。
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想像していたよりも真っ当な内容で、なるほどと思いながら読みました。
以下、印象に残った言葉を箇条書きにします。
美意識。
あいさつは人間関係を円滑にするためのひとつの技術。
ファーブル
「自由は秩序を作り、強制は無秩序を生む」
自分がどう生きるか。
メメントモリ、死をわすれるな。
子どもの道徳教育で一番大切なのは、本音で話すこと。
大人が自分の頭で考えること。