ライムスター宇多丸のお悩み相談室

著者 :
制作 : 小林 奈巳 
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 92
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344039865

作品紹介・あらすじ

ライムスター宇多丸の人生相談本がついに刊行!長年の片思い、夫の加齢臭問題、飲めない人が宴席を楽しむには、SNSやLINEでの諍い、汚部屋の悩みから、女性差別についてなど、日常的なお悩みから社会問題まで、34のお題にに答えています。執拗に、フェアに、時に優しく、時に興奮しながらとことん考えた珍回答&名回答の数々、ぜひお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • 女子部JAPANに送られてくる女性の悩みに男性ラッパーの宇多丸氏が編集の小林女史と対話しながら答えていく。
    人生相談は回答者がどう答えるか?が重要なことは勿論なのだが、特に視点を変えて、相談者とは違う角度から事実を捉えて、違う解釈をして、そこから解決策を見出していく、そのプロセスが読んでいて面白い。
    しかも、この本の末尾は相談者がその後どうなったのか?悩みは解消されたのか?という答え合わせが載っている。
    その点も面白く読めた。

  • 作業、仕事の合間、気分転換にゆるく読めました

  • ライムスター宇多丸が好きなら読んでいて楽しいと思います。女性からの質問に、宇多丸さんならこんな風に答えるんだ、じゃあ、同じようなシチュエーションきたら僕もこう答えようとか、軸ができた気がしますね。
    あと読みやすさの割に勉強になった気がしますね。ウェブ連載も読んでみようかな。

  • RHYMESTER、宇多丸さん。好きだな。絶妙な語り口が文でも伝わる…。 でも、最後の章はちょっと読みづらい

  • 『ブラスト公論』的なところもあり『映画カウンセリング 』的なところもあり。
    宇多丸にとってのソロアルバムは単著なんだなと思った。

    『アマデウス』を引き合いに出しながら、同じ音楽家であるが故にモーツァルトの天才性を分かってしまうサリエリの苦悩に対して「評論家。つまり誰より天才の凄さをわかっているということ」と言う宇多丸に佐々木士郎として誰よりもHIP HOPについて分かっていた文章を書いていた時代のことを思い巡らせた。

    その時代は俗に「日本語ラップ、冬の時代」とも言われていたわけだけれど、誰よりもHIP HOPを分かっているからこその苦悩もあったのだろうなぁ…。

  • 様々な角度からの質問と宇多丸さんの回答で色々なものの見方が参考になりました。自分が宇多丸さんのファンというのもありますが、ラジオの文字起こしのような感覚でライド感もあり、楽しめました。

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著者プロフィール

1969年生まれ。ラッパー/ラジオパーソナリティ。1989年にヒップホップグループ「ライムスター」を結成。日本語ラップの黎明期よりシーンを牽引してきた。また豊富な知識に基づいた分析力と鮮やかな切り口のアイドルソング評論、映画評論が人気で、ラジオパーソナリティ、TVコメンテーター、文筆家としても幅広く活躍中。メインパーソナリティを務める『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』にて、第46回ギャラクシー賞「DJパーソナリティ賞」を受賞。著書に『ライムスター宇多丸の「マブ論 CLASSICS」 - アイドルソング時評 2000~2008 - 』(白夜書房)などがある。

「2016年 『R&B馬鹿リリック大行進 〜本当はウットリできない海外R&B歌詞の世界〜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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