バトル・ロワイアル 上 幻冬舎文庫 た 18-1

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1370
感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (510ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402706

感想・レビュー・書評

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  • ※上下巻両方読み終わっての感想です。
    ネタバレ全開なのでご注意ください。


    昔、映画が問題になって有名なバトル・ロワイアル。
    グロすぎて見てられないんじゃ、とか、登場人物に苛立つんじゃ、という心配から躊躇してましたが、唐突に読みたくなって購入。

    結論から言うと、

    面白かった。

    「無理があるだろ…」と思う部分も多々あるんですが、それを補って余りある面白さでした。
    ところどころ、「うわぁ…」っていう描写があるけれど、それも含めて。

    ・ゲーム内に殺人鬼がいるホラー要素
    ・殺人ゲームに放り込まれた中学生たちの心理描写
    ・生き残るための策や裏を描く知能戦要素
    ・戦闘でのアクション要素

    と、色んな要素が違和感なく混ざり合っていて、本当によくできてる。
    40名もいる1クラスの誰にもそれぞれ意味があって、群像劇としてもかなりよかった。
    ので、色々IF展開も気になりますね。
    ・桐山が政府と戦う方を選んでいたら
    ・三村の作戦が成功していたら
    ・光子が七原たちと会っていたら
    えとせとら

    あと、気になるのは桐山が、最初に充と話して以降、一切台詞がないこと。
    感情が欠落している分、何を思っていたか、というのもないのも分かる。
    何考えているか分からない化けものの怖さを印象付けるにも、余計な描写がない方がいいのは分かるけれど、せめて最期の瞬間だけでも考えていることが少しわかればよかったかなと。
    他のメンバーに桐山と対話していられる余裕がなかったにしても、何も言わなすぎるので、どうにも違和感が。
    死の描写もあっさりしすぎていて、最大の敵が倒せたと言うカタルシスがなかった。
    そう言う意味では光子も同じく。不意打ちで撃たれて終了と言うのはちょっと勿体ないかなあ。
    桐山も光子も巻き込まれたクラスメイトであって悪人じゃないから、どこまで敵役として扱われるべきだったのかは分からないけど。

    そういうちょっとした不満はあれど、概ね満足しました。
    映画も…と思ったけど、心理描写や作戦描写が面白いわけで、文章じゃなきゃ出せない面白さかなあ。
    まあ、それは気が向いたら追々。

  • この不気味さ。

  • 感想は下巻にて

  • 初めて読んだのは中2のとき。
    当時のわたしには衝撃的すぎて、頭の中が真っ白になった記憶があります。

  • 先がぜんぜんよめなくて続きが気になる内容です。
    上巻の最後をオカマ君にする必要はなかったと思いますが(笑

  • 何度も読み返してしまう本です。
    ただただクラスメイトが殺し合いをしているだけではない、いろいろなところに仕掛けが詰め込まれたストーリーです。
    映画とも内容が違っています。

  • 映画を見たような気がするけどあんまり覚えていない。
    川田章吾は果たしてホントに仲間なんやろうか。
    気になる。

  • これ読むと山田悠介の物語がいかに単純で稚拙か分かるよね。
    バトロワは設定とか描写とか細かいし、先が読めないもん。

    これより山田悠介の方が面白いと言っているやすおはもっと本を読むべきだと思う。

  • 高校生になって最初に読んだ本でした。こんな分厚くて字の小さい本読めるかなとか思いながら何日もかけて読んだのを覚えてます。映画で有名でしたがこの作品は小説で読むべきです!グロさよりもむしろ感動の方が大きい作品でした。関係ないですがこの長い小説読破してからセンター試験の国語の点数が大幅アップしましたw

  • 先が気になって
    読んでしまう。

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