- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344407534
感想・レビュー・書評
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何かを描く資格、というようなものはない。しかしそれが分かっていても、『アシュラ』を描いたジョージ秋山には、やはり「涙」を描く資格があったのだと思う。アシュラを初め登場人物たちが流す涙には、人間の生の、なにか言い切れない部分が溶かされている。泣いている目の絵からしか伝達されないそれを、なぜか多くの読み手が確かに受け取ることができる。そして受け取れるということ、それ自体がとても素晴らしいことのように思う。
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これはすごい
一回読んだだけじゃ消化しきれないけど、なんか凄まじい何かを突きつけられているのかも知らない -
とてもひどいマンガです。人が死にまくります。しかし、その描写によって伝えたいメッセージが汲み取れます。
「虐殺」「人肉食」などマンガにしかできない設定で、いつの時代も変化しない人間の倫理感を伝える作者は鬼才だと思います。ワールドイズマインに近いものを感じました。 -
発禁本だったアシュラが復刊!もう無理かと思われていただけにとても嬉しいです。飢えに苦しむはるか昔の日本が舞台で、人肉を食いながら懸命に生きていくアシュラ。最後がなんとなくスッキリしないのがおしかったなぁ。
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考えちゃう。
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最も怖いのは、地獄なんかじゃなく人間。
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衝撃作の名に恥じぬ作品です。
極限の飢餓に追い詰められれば、人間の理性などたちどころに吹き飛んでしまうのでしょうね。 -
何度も「生まれてこなければよかった」と5歳にも満たない子が叫ぶシーンは今でも鮮明に思い出せる。不買運動まで巻き起こした問題作ですが素直に感動できました。
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痛みを書くマンガの一つのピークでもある。
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仕事を一日頑張ったら自分へのご褒美に本を一冊買ってあげることにしています。2/16はこれ。書店で見かけて気になっていました。内容はヘビーですが、主人公アシュラがとても可愛らしく描かれていることが気になります。言動は怖ろしいのに。ジョージ秋山さんの本を読むのは初めてなのですが、はまってしまいそうです。明日下巻を買います。頑張って仕事をしたらね。