交渉人 (幻冬舎文庫 い 18-3)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1823
感想 : 242
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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407633

感想・レビュー・書評

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  • ネゴのあたりは緊迫感もあって、
    ぐっと読ませてほほうといった感じだが、
    終盤の真相のくだりでテンションが変わって、
    何故かどこかで聞いたような話になる・・・
    女性主人公が序盤で存在が消えちゃったり
    (終盤一気に復活するが)、
    なんかもったいない感じ。なんだろ?
    ううむ。

  • “緊迫”の先に待っていたのは、“壮絶”と“絶望”でした。

    人質の数、50人あまり。
    3人組のコンビニ強盗犯は、深夜の総合病院に立てこもった。
    エリート・ネゴシエーター(交渉人)石田警視正が仕掛ける、犯罪者心理の裏をついた駆け引き。
    かつての教え子遠野麻衣子の目の当りにする、現場包囲網。
    そしてその局面は、意外な展開を見せる―

    これ、読み終わってこんな重い気持ちになるとは思ってもいませんでした。
    そして登場当初にあれだけ冴えない描かれ方をした麻衣子が、犯人の心に光を残す結果となる事も・・・。

  • 「パパと娘の7日間」を読んだ後の本作品でしたが、この振り幅に同じ作者か?と驚いた。
    序盤はコンビニ強盗から病院立てこもりへ”発展”して一気に引き込まれた。石田と遠野麻衣子の恋愛に動きがなく、興味も半減したが、終盤で”女の恋愛感情”がスパイスとなってくるので、これも致し方なしというところか。
    中盤の交渉術はテンポもよくスムーズに読めたが、「警視正」には私もオヤ?と思ったところ。
    裏表紙にある「驚きの展開」の期待を裏切らない内容で納得の読了。
    警視正まで上り詰めた警察官の正義を、どう理解するか、読む人の立場で変わってくると思う。

  • 思いも寄らない展開になる立て篭もり事件。
    内容はまぁよかったが、登場人物、特に主人公の女性がどうも好きになれない・・・

  • 帯の通り、結末には驚かされる。
    読んでいる途中に犯人の一部は予想がついたけど、主犯がまさかあの人とは…。
    Fakeも読んでいて止まらなかったが、交渉人のほうが読むスピードは速かったかな。

    *
    最近、医療事故の案件を身近に見ているだけあって、考えさせられる面もあった。
    倫理観と感情との葛藤。自分の身に起こらないとは言えないだけあって、リアルで生々しい動機だったと思う。

  • 交渉人がどんなものかわかった

  • まあまあ?
    途中でトリックはわかった
    犯人はわからなかった

  • まさかの犯人。思っても見なかった。
    前半のスピード感ある展開に比べ、犯人の告白の場面はスピードダウン。犯行動機も、ありがちっていえばありがち。
    でも前半の石田警視正はかっこよかった。

  • 前回のリミットと比べて、話の流れといい、終わらせ方といい、充分楽しめた。
    ドラマにしてくれたらいいなぁ。

    しかし、結構残酷。最後はちょっとホラーだった。

  • 真相はなんとなく予想がついた。が、本書のキモは動機。医療過誤の被害者には誰もがなりうる。もし自分が同じ立場だったら・・・と考えさせられた。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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