- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344413450
感想・レビュー・書評
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『愛のあとにくるもの』辻仁成さん
五年以上前に購読しました。
辻さんとの出会いは、王道 冷静と情熱のあいだ からです。
タイトルのとおり恋愛小説です。
ハッピー度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
はらはら感 ⭐️⭐️⭐️⭐️
あるある度 ⭐️⭐️
読みやす度 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
辻さんの小説って、映像が流れてきます。
あと、主人公の気持ち溢れる表情や息づかいも溢れてきます。
だから、手にとる作家さんなんですよね。
#読書好きな人とつながりたい
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個人的に、辻仁成=女々しい男の話というイメージがあるが、女々しさというのは見方を変えれば、繊細さであったり優しさも含まれていることを改めて教えてくれるものである。今更だが、著書によってそれを教えられた。
若い頃の、おそれを知らない恋愛。それに日本と韓国の、国の違い。側にいたいからというお互いのエゴで始まる付き合いが、ちょっとした歪みやすれ違いが重なって大きな溝となり、それが激突して破局する。恋愛はナマモノであるはずなのに、7年も忘れずにいられるというのは、それだけ通じ合えた想い合いだったのだなあと羨ましく思えた。 -
同じ国同士だって苦しいのに。
きっとすごく強くて寂しがりやな人なんだろうなあ。 -
特別なことなんて何もないただの若者の恋愛…のはずなのに。それを異国の血が、日韓の歴史が難しくさせる。
別れても離れてもずっと忘れられずにいる二人が、国境と時間を越えて再び…
紅が、韓国の女性がとても可愛く思えました。 -
事前知識なしで読んだ。韓国と日本の複雑な関係に呆れてしまう。いまの時代生きているものとして、見逃してはいけないことは絶対だと思うが。
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紅,カンナ,潤吾の恋愛模様.逃げた恋,待つ恋,諦めた恋,そしてそのあとには.「あとに」というタイトルの第一印象とはちょっとちがったけど,納得の読後感.裏の女性視点ものと併せて.
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2009/9/12
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以前、「情熱と冷静のあいだ」をを読んだときにも感じたことだけど、
私は辻仁成の描く男性が苦手。
だからこの評価の低さは、作品の質というより好みの問題です。
どうして男ってこんなにもいちいちが遅いんやろう。
男が気づくころには、女は踏み出してる。
なんでいちいち乱しにくるのか。なんて傲慢。
うじうじうじうじ。これが辻さんの描く男だけじゃなく一般像ならショック。
読んでて本当にいらいらする。
ただこれがロマンチズムなんやろうなぁ。
「別れは必然だったのでしょう」
確かにそうですねー。若い2人なのでなおさら・・・
お互いに理解できてないです...
「別れは必然だったのでしょう」
確かにそうですねー。若い2人なのでなおさら・・・
お互いに理解できてないですよね。不安と孤独でボロボロになっている感じですね。
「都合よく紅と再会するのは、運命的な感じを出すのに良かったかも知れませんが」
再会のシーン、私はけっこう好きです。んなことあるかいな!!ってツッコミながらも、やっぱり縁なんだなあ~ってしみじみしました。笑
男性版は、けっこうさらっと描かれている箇所もあるなあと孔枝泳版を読んで思ったので、読まれたらまたレビューUPしてくださいね!
「不安と孤独でボロボロに」
楽しい時間を過ごした分、辛さも大きかったのでしょう。今の人は、もっとドライなのかなぁ?とふと思...
「不安と孤独でボロボロに」
楽しい時間を過ごした分、辛さも大きかったのでしょう。今の人は、もっとドライなのかなぁ?とふと思ってしましました。
「やっぱり縁なんだなあ~って」
「縁」って良い言葉ですよね、定められたコトとしての「縁」については懐疑的なのですが、「振り合うも多生の縁」は大事にしたいですね!
「読まれたらまたレビューUPして」
はい、読むまで少しお待ち願います。。。