- Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344413504
感想・レビュー・書評
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先日行ったデザインの解剖展?で購入。
脳科学とマーケティングが協力関係になると、私たちはますます購買意欲をかられてしまうんだろうな…笑、と思いました。広告関係の方や商品開発の方、実際の仕事におとしこむまでは進んではいないものの、とても可能性を秘めたあたりだと思うのでぜひ。とおすすめしておきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
欲望の本質を理解するには、「人生どうなるかわからない」という不確実性に正面から向き合う必要がある。なぜ人は嫉妬するのか。
なぜ女性は勝負服にこだわるのか。なぜ宝くじを買ってしまうのか。なぜ退屈するのか。
「不確実性」をキーワードに気鋭の脳科学者が、「デマンド=需要」をキーワードに新進のマーケターが、人間の根源に迫る画期的試み。
人が何かを欲するっていうのは、どんな時代にもあるわけで、
それを刺激するまでしか外側からは出来ない。
しかし頭の中の作りは面白い。
欲するのが先か欠乏するのが先か。
今の物に溢れ恵まれた時代、何でどうありたいかを表現して刺激していく事がこれから先のマーケティングの在り方なのかもしれない。
もう少し深く書かれていたら良かった。
もっと詳しく読んでみたい。 -
教675 モ
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ウェブ2.0に習っての「マスマーケティング2.0」が印象的だった。従来のマスマーケティングがブロードキャスト・システムによって人と欲しいものをなんとか結びつけてきたが、今後はネットワークによって結びつけていけるようになる。そして、そこに必要なのは「文脈つげされた偶然の発見」つまりニーズに応えるだけでなく、潜在的なニーズに応えるサービスとそれを提供する戦略的な手法が必要になるということ。
また欲求を分けるなら、ニーズ・ウォンツ・デマンドの3つ。今の仕事におけるならいかに旅行というものをウォンツにするか、そして旅行をウォンツとして感じてくれた人に、旅行商品をデマンドとして提供していくかになる。 -
偶有性が脳を喜ばす。
マーケティング2・0の受け取る側は欲しいものを求めながらも偶然発見したものに喜びを感じる。発信側は意図的に仕掛けている。世の中そのようになっていると考えると面白い‼ -
コカコーラにしてもマックにしても最初は決してブランドとして成立していたものとはいえなかった。それがだんだんと脳の中で整理され、マックならマックにコーラならコーラというある非常にはっきりした姿をとり始めたときに、その部ランディングは成功したとみなされる。
新しい商品を考え出さないといけないときにゼロから何かを思いつくということはありません。ベースには必ず体験が存在していなければならないからです。
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人間の欲望を脳科学とマーケティングの視点から考える本。売れる商品の生み出し方など興味深いです。