階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫 こ 29-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 397
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344414754

感想・レビュー・書評

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  • これは、最高に読後感が爽快!
    部室ならぬ、階段途中の「部階」!
    恋あり友情あり葛藤あり成長ありの青春期ぶち抜き!
    カトセンかっこよすぎ!

    ロックンロールしかないじゃん、軽音楽部なら。

  • 情景がここまで鮮明に浮かんだ作品はないかもしれない。田高マニアのライブシーンは、映像も振動までも、自分もその場にいるかのように浮かんだ。
    ここまで興奮した作品は久しぶり。
    登場人物一人一人のキャラが立っている。啓人の気の弱さと伸太郎の迷惑な程の自己主張の強さ、勇作のプライドの高さと自信に、徹の吹奏楽部に所属していただけあると思える穏便さ。誰もがもどかしくなるように歯痒くて、でも笑顔になれる。
    中学時代を思い出して、とても戻りたくなってしまった。
    The 青春!って感じ。一文一文に一喜一憂、頬が緩む。本当に良かった!

  • 『陽だまりの彼女』の著者が書いた軽音部の男子高校生が主人公の青春小説。屋上へ続く階段途中の小さな世界で青臭く熱くバンド練習を続ける少年たちが微笑ましい。おすすめ。芦原すなお作の『青春デンデケデケデケ』はベンチャーズにあこがれる60年代の高校生バンドの話だった。それがグリーン・デイが好きな2000年代の高校生バンドとして再登場した思いがする。いつの時代もROCKはかっこいいのだ。

  • コミックの方を先に読んだのですが面白く、なによりカトセンにもの凄い勢いでうっかり萌えたので原作も気になり購入。







    カトセンが…!



    読み終えた今、とりあえずカトセンがカトセンでカトセンなのでもう自分でも意味が分かりません正直萌え死ぬかと思ったわ!カトセンだいすき!

    • 腐った林檎さん
      はじめまして!
      コミックスと小説のレビューを拝見しました。あまりにカトセン萌えっぷりが微笑ましく、思わずコメントしちゃいます(笑)

      ...
      はじめまして!
      コミックスと小説のレビューを拝見しました。あまりにカトセン萌えっぷりが微笑ましく、思わずコメントしちゃいます(笑)

      鈍い私はカトセンの良さに一向に気付かず…ただ、やっぱり6時間待っててくれた場面は感動モノ。この真っ直ぐさは、33歳童貞ならではの貴重な産物でしょうか。
      終盤のカトセンは痺れましたね! 私も惚れました(≧∇≦) 一緒にカトセンコールしたい(笑)

      通りすがりに突然失礼しました! たくさんの人に読んで貰いたい作品ですね♪
      2013/07/06
    • 人形タルトさん
      はじめましてこんにちは!コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
      ちょっぴり恥ずかしいです(笑)


      それに...
      はじめましてこんにちは!コメントありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
      ちょっぴり恥ずかしいです(笑)


      それにしても惚れたのですよ…本気で惚れたのですよ…あのカトセンに…マジで…(笑)
      コミック三巻では出番の無さ過ぎで泣きつつしかしあの数コマで全力で萌えた辺り私はもうダメかもしれません(真顔)

      小説後半でのカトセンの出番の多さには本気で泣くかと思いました。嬉しすぎで(真顔)

      ぜひとも一緒にカトセンコールをしましょう!死ぬ気で大声だせます!(近所迷惑)(笑)

      コメントありがとうございました!
      6時間待ってくれるって凄いですよねあいらぶカトセン
      2013/07/16
  • はじめから話がそれるんですが、これ、漫画化もされているんですね!
    文庫版では背中を向けていた啓人が漫画版では逆のアングル、正面から写されている。物語のなかでも印象的な空の青がとても綺麗です。

    友人にお勧めされたうちの一冊です。
    かつては名を馳せていた本田高校の軽音部に所属する神山啓人。しかし上級生の行動によって、その軽音部は廃部の危機に追い詰められてしまいます。そのとき幽霊部員だった九十九伸太郎が、見るに見かねて校長室に殴り込み。信用が地に落ちた軽音部で何らかの成果を上げることを条件に、廃部を取り消すことを約束させる、という導入部分。
    優柔不断な啓人と猪突猛進型の伸太郎、さらに個性豊かな新入部員も交わって、青春が描き出されていくのです。
    さてこの新入部員、同学年の勇作と徹の加入によって、軽音楽部は大きく動き出します。どこか気障で軟派だけれど、演奏に対しては厳しく熱い思いのある勇作と、彼のような厳しい先生から逃れるべく吹奏楽部を退部してきた穏やかな徹。はじめは伸太郎が引っ張っていた軽音楽部を、演奏技術に秀でた勇作が動かし始め、やがて啓人が率いていくようになる。視点の移り変わりに伴って、それぞれの抱える苛立ちや焦燥が見えてきて、まるで同じ空気を吸っているような心地になるのです。

    伸太郎絶対賢い子だろー……!という感想を抱いていました。あんなツッコミできない。亜季ちゃんの「気づけよ」も可愛くて仕方がなかった。読み終わったあとに劇中のロックを聴きたくなるのは仕方のないことだよなー。

  • 二度目の読了
    何度読んでも面白い。というか気持ちいい。
    これでもかと王道を行く展開に体が震えて、分かっていてもワクワクさせてくれる。


    あっちが間違いだったのかと二度目にして気付く

  • 廃部寸前の軽音楽部の奮闘を描いたお話。暑苦しいけど爽やかで、素直な気持ちで読める青春小説。

  • とにかく好きだーっ!と叫びたくなる小説だった。
    廃部寸前の軽音楽部の男子高校生たちのお話で、ありがちな「バンドやろうぜ!」ものなんだけど、それがいいというか。
    先生たちと衝突したり、メンバー集めに苦労したり、バンド内で揉め事が起こったり……、王道中の王道をひた走るような内容で、途中で展開も読めてしまうけどそれがすごく気持ちいい。
    スカイエマさんの表紙に惹かれてジャケ買いしたような出会い方でしたが、越谷さんの本をもっと読んでみたいなーと思わせる本だった。

  • 人が変われるきっかけって他人から見れば小さいことなんだなー。
    眩しい青春!!

  • 洟がとまらない

    これは楽しい!軽音部サクセスストーリー!
    暗くなることもなく、ノリノリで読み進められました
    実は顧問があんな人だったなんて
    なんこも弁当もらえる男子の顔が見てみたい…などなど
    とても良かった
    映画にならんかな
    映画受けしそう

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著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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