もぎりよ今夜も有難う (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎
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  • / ISBN・EAN: 9784344422308

感想・レビュー・書評

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  • 日本映画界きっての名脇役であり、
    個性派女優の片桐はいりさん。

    噂には聞いてたけど、
    まさかこれほどまでに映画好き、
    そして映画館好きだったとは思いもしなかった。

    エッセイって
    好きな作家のパーソナルな部分が見えて余計に好きになったり、
    逆に自分が抱いていたイメージとギャップがあり過ぎて落胆したり、
    そういうのが面白い。

    自分は何冊か同じ作家の小説を読んでハマったら、
    次はエッセイを読んでみるのです。

    そのエッセイを面白いと感じたら
    その作家は自分にとっての生涯お気に入りになるし、
    エッセイがイマイチやと小説も次から読む気なくしたり(笑)

    自分の『好き』が本気かどうかを計る
    「踏み絵」的なものが
    僕にとってのエッセイなのです。

    ということで、はいりさんは
    小説家ではなく女優さんだけど
    コレ読んでますます好きになりました。


    それにしても
    なんという映画館愛!
    みずからの出目を問われたら、
    演劇でも映画でもなく、
    『映画館です!』と胸を張って答えたいと語る
    はいりさんがホンマカッコいい。


    18歳の頃から7年間、銀座文化劇場、今のシネスイッチ銀座で
    「もぎり嬢」として過ごした日々の思い出。

    映画『かもめ食堂』の初日舞台挨拶で
    東京での上映館は当初一館だけだったにも関わらず、
    昔の職場だったシネスイッチ銀座に役者として帰ってこれた奇跡。
    (しかももぎり嬢時代の憧れだった小林聡美さんと同じスクリーンに!)

    お客さんの笑い声が爆風となって
    映画館の重い扉をバタンバタンと押し開けたというエピソードで分かる
    昭和の映画館の異常な熱気。
    (「劇場が息をしてるよ!」は映画を愛す者だからこその、的を得た表現ですよね)

    昔の映画館はゲイやレズの人たちの発展場だったという話。
    (自分も何度も襲われた経験があります汗)

    指紋を付けないよう触る
    映画のパンフレットマニアの話。

    うらやましくなる映画館を巡る地方遠征の旅。

    そして一番ビックリしたのは
    映画館好きが興じて
    ナント今でもはいりさんは
    もぎり嬢をゲリラ的にやらせてもらってるとのこと!

    一目見れば忘れられない(笑)
    インパクトある容姿のはいりさんだけに
    お客さんのビックリも想像できるし(笑)


    自分もはいりさん同様に
    薄汚れた路地裏にひっそりと佇んでるような
    昭和の香りがプンプンする映画館が大好きでした。

    昔は入れ替え制じゃなかったので 一度入場すればあとは観たいだけ観れたし、
    (面白い映画は3連チャンとか普通に観てました笑)

    80年代頃までは映画と言えば
    2本立て3本立てが 当たり前で
    一日中大好きな映画に浸っていられた。
    (トトロとほたるの墓とかロッキーと角川映画とかね笑)

    今ではほとんどなくなった手書き看板の味のある絵。
    あの輝くスクリーン。
    ポップコーンのバターの香り。
    映画が始まる前の 『ビィー』というブザーの音。
    映写機から出る光の反射ぐあい。
    今から僕はあの甘い闇の中で
    映画を観るんだ!という
    ドキドキ感、期待感がたまらない魅力だった。

    家でまったりDVD鑑賞もいいけど、
    映画館でしか得られないもの、
    それは『生の体験』です。

    当たり前なんやけど
    苦労してお金をかけて自らの足を運んで観たもののほうが
    あとあとになっても
    『記憶』として残っているということ。

    客の入りやどういう客層が来てるかによって
    時代の空気をも肌で感じられる。

    1人でDVDを観るのとは違って、 映画館特有のみんなで笑ったり泣いたりを共有できる感覚 (ライブ感)も
    映画館だからこその醍醐味です。

    そんな映画館の良さを人に伝えるため、
    今日もどこかの映画館で
    もぎり嬢をしてるはいりさん。

    たった二時間で、
    学校では教えてくれない様々な経験を
    疑似体験させてくれる映画という表現。

    そして人々に生きる活力や希望を与えてきた
    映画館という甘ぁぁ~い暗闇に 
    改めて感謝!


    さて、僕が名画座の支配人なら
    どんな映画をセレクトしよう。

    好きな俳優や監督で縛るのもいいし、
    美味しそうな食べ物やお酒が出てくる映画をセレクトしても面白そうやし、
    ああ~!また寝れんくなるなぁ~(笑)( >_<)

    • 円軌道の外さん

      アセロラさん、あったかいコメントありがとうございます!
      顎や指など身体中の骨を骨折したりしたんで
      かなり長引いてしまいましたが、
      ...

      アセロラさん、あったかいコメントありがとうございます!
      顎や指など身体中の骨を骨折したりしたんで
      かなり長引いてしまいましたが、
      今はリハビリしながらなんとか職場復帰してます。
      ご心配感謝です(泣)(T_T)

      わぁ~、さすがアセロラさん!
      『100分de名著』見逃してたなぁ~((((((゜ロ゜;
      まさか小川洋子さんが出てたなんて!(悔)

      あっ、今、角田さんのゴロウデラックス、YouTubeで見ました!
      小学校一年生から嘘を書いてまで1日20もの作文や日記を書いてた話とか
      九九ができないのに大学に入れた話とか、
      仕事は仕事部屋まで毎日通勤して、
      1日の執筆時間は9時から5時までと決めてるとか
      めちゃくちゃ意外で面白かったです♪
      アセロラさん、教えてくださり
      ホンマありがとうございます(^^)

      ロック好きでボクシング好きで猫好きな
      角田さんとは話が合いそうだし、一度でいいから
      じかに会ってみたいなぁ~(笑)

      あっ、『サラメシ』も面白いですよね(笑)
      またいい情報ありましたら
      よろしくお願いします(笑)

      アセロラさんは今ハマってるドラマやテレビ番組ってありますか?

      2015/04/25
    • アセロラさん
      こんにちは~、O型のさそり座の女・アセロラです(笑)
      大雑把で適度に前向き、しかしウェット、というところでしょうか(笑)
      今まで仲の良か...
      こんにちは~、O型のさそり座の女・アセロラです(笑)
      大雑把で適度に前向き、しかしウェット、というところでしょうか(笑)
      今まで仲の良かった人はふたご座さんが多かったので嬉しいです♪

      今ハマってるドラマは、この間始まった『天皇の料理番』ですね。
      『ごちそうさん』と同じ脚本家さんだからなのか、時代背景も、天才的な味覚でそれ以外はからっきしな主人公なのも似ています(笑)
      (『天皇の料理番』は実在の人がモデルですが)

      あとは、BSプレミアムで放送中の『植物男子ベランダー』です!
      これ、本当に面白いですよ!イイ意味で、地上波では放送できない代物だと思います(最大級の褒め言葉ですw)
      自宅の都会のマンションのベランダで植物を育てている主人公(田口トモロヲさん!)が心の中ではハードボイルド気取ってるんですけど、端から見ると挙動不審でwww
      周辺の人たちも皆変な人ばかりで最高ですw
      円軌道さんも絶対気に入ってくださると思うので、機会があればぜひ!

      あと、お知らせです。
      今夜のゴロウ・デラックス、ゲストは『鹿の王』で本屋大賞を受賞された上橋菜穂子さんなんですが、
      コメントVTRに片桐はいりさんが出る…かもです(同級生だったそうですよ)
      2015/04/30
    • 円軌道の外さん

      アセロラさん、遅くなりましたが
      こちらにもありがとうございます!

      実は昔付き合っていた彼女が同じくO型のさそり座で、
      そういえ...

      アセロラさん、遅くなりましたが
      こちらにもありがとうございます!

      実は昔付き合っていた彼女が同じくO型のさそり座で、
      そういえば唯一本好きだったなぁ~と遠い目で思い出してしまいました(笑)(^^;)

      あっ、『天皇の料理番』はずっと録画したまま
      まだ見れてないんですよ…(T^T)
      明治・大正・昭和の初期の話って
      みんなこれからの日本に期待してるし、無条件に夢が叶うって信じてて貧しくてもみんな心が豊かで、いろいろなことに気づかせてもらえるし、単純に力をもらえますよね。

      あと『植物男子ベランダー』はNHK総合の番宣で見て
      すっげー気になってたんですよ!
      BS見れない環境なのでNHK総合で再放送してくれへんかな~( >_<)
      トモロヲさん、大好きやし、怪演っぷり見てみたいです!(笑)

      あと、ゴロデラ情報感謝感激です!(*^o^*)
      あまりに嬉し過ぎてアセロラさんの本棚にも勢いでコメントしてしまい
      申し訳ないです(汗)!
      はいりさん、やっぱVTRコメントで出てましたよね(笑)
      つか、上橋さんとただ同じクラスなだけじゃなく、かなり仲良かったみたいでビックリしました。
      そんな有名人が揃う偶然ってあるんや~って(笑)
      上橋さんは頭いい方なのにまったく偉そうにしないし、意外とサバサバした男っぽい方で(笑)
      一気に親近感わきましたよ~♪

      又吉直樹の回も録画したんで
      見るのが楽しみです!
      いつもホンマ素早い情報ありがとうございます!


      2015/05/12
  • 片桐はいりさんのエッセイ3冊目。かつて銀座で映画館のもぎりをしていたというはいりさんの映画愛に溢れた一冊。「キネマ旬報」に連載されていたものだそう。
    そういえば子供の頃は、映画館に指定席も入れ替え制もなく、上映途中から入って最後まで見て、また次の回の途中見始めた所まで見て映画館を出る…なんて普通だったな~と思い出す。いつの間にかシネコンだらけで小さい映画館が次々と閉館になって行くのは悲しい。私が好きな単館系映画館は、どうか長く歴史を刻んで欲しいと願うばかり。

    余談だが、私が初めて片桐はいりさんを見た(認識した?)のも映画だった。子供の頃に見た光GENJIの映画(笑)世の中には、こんな人がいるのか!と衝撃を受け、肝心の映画の内容はさっぱり思い出せない…。

  • 昔の映画館の話がとにかく面白い。そして豊かな語彙力と表現力にただただ圧倒された。大人が対象の読書感想文コンクールがあったら課題図書にしたい。

  • もぎり・映画館・もぎり・映画館・もぎり・もぎり…

    片桐はいりさんのもぎり時代の思い出から俳優になるまで、なった後、執筆現在に至るまでの映画館にまつわるもぎり話を存分に詰め込んだ一冊です。

    お茶目でクールでユニークでレトロな文体の面白さと言ったら。
    「わたしのマトカ」ももうすでに読んでしまっているので、あとは「グアテマラの弟」しか残っていないのが寂しいです。

  • 片桐はいりさんの文章もすごく好き!
    私は音光映像長時間集中がだめな人なので、映画はなかなか普段見ないのですが。。。
    そんな私でも映画館にいって映画をあじわいたいと思える1冊でした。
    映画館そのものの魅力、映画のある街の魅力、映画がつくられていく魅力、映画にまつわるとにかく全ての好きと愛が詰まった本でした。
    もう好きとかじゃなくはいりさんの人生そのものなんだなあ映画はきっと、、
    好きをずっと続けていくことも人生になっていくんだなー。

  • 原田マハ『キネマの神様』文庫本の巻末解説を書いているのが、この本の著者・片桐はいり。ご存じの個性派女優だが、この方が映画館育ち(元もぎり嬢、ちなみに原田マハもそうだったらしい)とは、知らなかった。それにこんなに文章が上手くて語りが面白くって、などということもぼくは全然知らなかった。

     そんな元もぎり嬢であるばかりか今もボランティアでもぎりチャンスがあれば映画館に繰り出してしまうという皆様ご存じの本業は女優である片桐はいりによる、映画愛溢れる名エッセイ集。シネコンの現在ではシネチッタ銀座として知られる元・銀座文化というシアター(当時はシネコンではなく名画座という種類の愛すべき映画館であった)でもぎり嬢をやっていたという著者だが、『キネマ旬報』編集者から文章を依頼されてきただけあって、エッセイ能力は映画愛ともども半端ではない。若い頃の青春の思い出と、映画と、映画館のことを、愛情いっぱいに語ってくれるばかりか、その頃の映画館の暗闇が蘇り、映画への愛がこみ上げ、言葉のひとつひとつが心に響いてくる。まさに古い名画座時代の映画ファンにとって、かけがえのない一冊なのである。

     銀座での映画と言えば、ぼくは個人的に父と行った数少ない劇場体験となるテアトル東京の巨大シネラマ・スクリーンが記憶に残る。普通の映画館ですら今のシネコンに比べれば相当スクリーンが大きかったのに、その三倍もあるような横長巨大スクリーンの上を、チャールズ・ブロンソンとアラン・ドロンと三船敏郎が、銃で、剣で、暴れまわってくれるのだった。そう、その作品は、英仏日三大俳優共演で話題となった『レッド・サン』である。三船がどうだったとか、時代設定がどうなのかな、とか父子で楽しく語り合いながら帰る夜道が楽しかった。くっきりと記憶に残る今は亡き父のあのときの笑顔。1971年。中学三年のある日。

     ぼく自身は若い頃は強烈な映画ファンであった。小学生の頃から大宮オリンピアに通い、浪人時代以降は、池袋文芸坐を軸に、『ぴあ』を毎週買い求めては名画座をまわった。週末の夜などは、オールナイトの5本立てなども観ました。就職をしても会社が本郷三丁目だったので池袋までは地下鉄で15分とシチュエーションにも恵まれていた。

     入場券を買い込んではもぎり嬢(時代から言って文芸坐であればそれが若き原田マハさんであったことも考えられる)にもぎってもらい、名画座の暗闇にはいってゆくときの浮き浮きした気分は忘れられない。煙草の煙が立ち上るあの頃の闇。映画が目的ではない怪しげな人の姿。それら、当時の映画館という非日常空間のことを本書は沢山思い出させてくれる。映画というものを酸素のように求めていたあの頃の自分、アゲイン! と思わせてくれる。

     本エッセイは前半部分にそういった映画愛や映画館の裏話、逸話などに要点が詰まっており、後半は現在に近い片桐はいりという女優の役者仕事に絡めながらの旅芸人のような映画紀行、または古い映画館や映画館の跡を訪ねる作者のこだわりとそのときの思いが、綴られる。タイムスリップによる夢の再現から、現在から振り返るあの時代への哀愁とを両面から向かい鏡のように見せてくれる。映画のように。万華鏡のように。

     映画に人生の一部をつぎ込んだという意識のある方には、是非とも本書を手に取って頂きたい。映像がデジタル化する前の時代に生きた年代の方であれば、本書は幼い時代の幻燈のように、屋外の広場に張られたスクリーンの風に波打つ映像のように、切なく心を打ってくれるものとぼくは想うのである。

  • もぎり時代のエピソードから俳優になってからの映画館巡りのお話など。
    表紙もカワイイ。タイトルが映画のもじりになってて元ネタを考えるのも楽しい!今とは違ったデイープな賑わいのある映画館とその世界を味わい尽くさんとするはいりさんと仲間たち、時々界隈の人のエピソードがフフッとなって楽しいそして羨ましい。地方に繰り出すエピソードが多くてちょっとした旅行記みたいにも読めるのも面白い。地図で見たら案外映画館が遠い地域って多いんだなぁ。館数も鑑賞環境もたくさんあるとこは羨ましい〜。映画館で映画観たい〜!

  • 映画よりも、映画館や劇場に愛着を感じられるエッセイでした。旅行先はもちろん、近所の人達ともフラットに付き合えるはいりさんの人柄が素敵です。どこかの映画館で、もぎりを楽しんでいるはいりさんに会えたらいいな。

  • 祝文庫化!読んだら惚れ直しちゃいます!

    幻冬舎のPR
    未掲載
    キネマ旬報社のPR(単行本)
    http://www.kinejun.com/book/detail/tabid/89/pdid/978-4-87376-341-5/Default.aspx

  • 他の2冊は表紙の美しさから数年前に購入した。
    本書だけは図書館で借りた。
    ずっと読みたいと思っていて、やっと。
    やはり片桐はいりさんの文章はとっても良い。

    彼女の舞台も一度だけだけど観に行ったことがある。
    「女優さんなのに」現在も時々もぎりをなさるということは知っていたけれど、本書を読むと「女優なのにもぎり」なんじゃなくて、「もぎりなのに女優」ということなんじゃないかと思ってしまうほどに、「映画」「映画館」「もぎり」愛が凄いし、それらの仲間や友達との関係がとても良い感じだし、これが彼女の大部分なんだなという感じ。

    彼女が自分と同い年だということは今回初めて知った(忘れていただけかもしれない)のだが、本書を読むと、同じ時代同じ東京で過ごしたとは思えないくらい濃厚・濃密な、昭和の匂いぷんぷんの別世界を見させてくれる。
    本当にいいなぁ、片桐はいりさん。

    各地の映画館に辿り着く嗅覚も凄い。
    突撃訪問した先の映画館の支配人さん達に中を見せてもらったりお茶をご馳走になったりできるのは、やはり有名な女優さんだからなのかもしれないけれど、そうじゃなくてもなんだか彼女なら同じように結局は映画館に迎え入れてもらえる、それくらい魅力的な方なんだと思う。

    少し前に、他の著者が47都道府県をものすごくつまらなさそうに訪れただけの本を手にして嫌な気分になったばかりなのだが、本書のように、別に私の知らない世界のことでも、こうしてワクワクしながら読ませてもらえる本が私の大好物だ。
    (本書には旅本的な要素もあるので、件の本とつい比べてしまった)

    豊岡・西舞鶴・東舞鶴・酒田大火・京橋グランシャトー・シネスイッチ銀座・長野松竹相生座・ペニンシュラのガーゴイルなどなど、一々調べずにはいられないくらい楽しい読書だった。
    とりあえず、ペニンシュラのガーゴイルを見に行ってみようと思う。
    (ここは通ることがあっても、ガーゴイルのことを知らなければ見上げたりしない。ちなみに東京マラソンコースのゴール少し手前、左後方。走りながら振り向いて見上げるランナーさんはいないだろうなぁ)

    (追記:この後、ペニンシュラのガーゴイルは何度も見に行った)

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